イランとアフガニスタンの国境付近にあるナシュティファーンという都市では、およそ1,000年前に作られたとされる風車が今でも現役で稼働しているそうだ。ネット上では「風の谷、、ほんとにあったんだ、、」「素晴らしいな」と話題となっている。
1,000年前に作られたとされる風車は、イランのラザヴィホラサン州カフ郡中央地区にあるナシュティファーンという都市に設置されており、20基ほどの風車が横一列に並んでいる光景は壮観だ。土台や風受け部分などは土製で、木製の垂直の軸に、6枚ほどの羽根が付いている。この地域では、春から夏にかけて吹く季節風が比較的強く、それを利用して風車を回しているそうだ。
風車は二階建て構造で、二階には風車が、一階には垂直の軸と連結している臼が設置されている。風を受けて風車が回ると、臼も同時に回転し、小麦などの穀物を挽くという仕組みのようだ。1,000年前に作られたものが、今でも風化することなく使われているというのは、驚きだ。
ネット上では、その見た目に「風の谷、、ほんとにあったんだ、、」「ぱっと見た感じ、ナウシカの風の谷の入り口に設置してある風車に似てるね。」と風の谷のナウシカを彷彿とさせるとの声のほか、「素晴らしいな……」「すごいなぁ。生きている遺跡ですね」などの声が寄せられた。