日本トレンドリサーチとロゴスホームは8月1日、「北海道に住むこと」に関する調査結果を発表した。

調査は7月27日、「生まれたとき(物心ついたころ)から北海道に住んでいる」「子どものころ(物心ついたあと、未成年のとき)北海道に移り住んでから、今も住んでいる」「成人したあと北海道に移り住んでから、今も住んでいる」のいずれかに該当する男女525人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「北海道に住んで感じる(感じていた)、『良いと思うところ』『好きなところ』『満足しているところ』」を聞きいた。

札幌市に住む回答者は「面積が広いのでドライブをしていても気持ちが落ち着く。魚介類、果物、米、小麦製品、乳製品などおいしい物が豊富にある。自然が豊かなため生活することが楽しい」(70代男性)、「空気がキレイで自然豊か。街がキレイで治安も良い。都会と田舎の両方を感じられる」(20代女性)、「本州に比べて涼しい。ゴキブリがいない。カビが生えない。食べ物がおいしい。人があまりいない。買い物が便利」(60代女性)などコメントしている。

また、それ以外の地域に住む回答者は、「北海道と言うか、自分が住んでる市は地震が滅多に起きない」(旭川市/20代男性)、「私の所は、夏は余り暑くならないし冬は雪が少ないので、とても住み易いです。北海道の中央部はとても雪が多いです」(苫小牧市/70代男性)、「自然がたっぷり。厳しい気候に思えるが、夏は涼しく、冬は暖房が完備されているので過ごしやすい」(釧路市/40代男性)、「四季がはっきりしており、季節感が味わえる。車社会なので車があれば、道内あちこち旅行できるので楽しみの一つである。自然が溢れている」(帯広市/50代女性)などの理由が挙げられている。

次に、「『良くないと思うところ』『嫌いなところ』『不満なところ』」を尋ねると、札幌市に住む回答者は「歴史が浅く伝統工芸などあまりない」(60代男性)、「ディズニーリゾートが遠い」(40代女性)、「仕事つまり雇用が少ない。収入の良い仕事が少ない。有能な人は北海道から出ていく」(60代男性)、「海に入れる期間が短いところ。ネットで買い物するとき送料が高いところ」(40代女性)などを挙げている。

そして、それ以外の地域にする回答者は「移動に車が必須」(旭川市/40代男性)、「どこに遊びに行くにも遠い」(旭川市/20代女性)、「本州まで時間がかかる。離島扱いされすぎ。地方の飛行機夜行便がないため旅行に出にくい」(釧路市/20代女性)、「公共交通機関が雪ですぐ運休になる。田舎特有のムラ社会」(稚内市/30代女性)などの指摘がされていた。