俳優の細田佳央太が、日本テレビ系ドラマ『家庭教師のトラコ』(毎週水曜22:00~)の見どころなどを語った。細田は、上流階級のエリート一家になじめず、密かに受験以外の夢を抱く高校3年生・上原守を演じている。
――初回スタート後の周りの反響はいかがでしたか?SNSでは「細田くん(ドラマ『ドラゴン桜』に続き)また東大目指すの?」とのファンの声もありましたが?
東大を目指すことに関しての声があったのは僕も聞きました。こうも短期間で2度受験することになるとは想像していなかったので、なんだか不思議な気持ちです。自分が演じている守に関しては、彼の本当にやりたいことが分かったときにどのような反響があるのかを楽しみにしています。
――今回の守を演じるにあたって、どのような役作りをされましたか?遊川さんからは何か指示はありましたか?
遊川さんからは楽しんでと。正直、守に関してはすごく演じるのが難しいと感じていて。というのも僕と守のキャラクターが正反対にあるというか、僕自身、おちゃらけることがそんなに無いので、話し方一つとっても難しく感じますし、守のセリフひと言ひと言の量がちょっと多めなので、台詞の抑揚だったりは本読みの段階から監督含めて沢山の演出を受けました。僕自身が不器用なので、役を掴むにも時間がかかりますし、演出に応える時に頭が固くなってしまうので、それだと守にはまた遠のいてしまうという悪循環で。それを解すためにも遊川さんからはリラックスと楽しんで演じてほしいと言って頂きました。
――共演された橋本愛さん、母・里美役の鈴木保奈美さんとは現場でどのようなお話をされたのでしょうか?
それこそ、1話放送後の撮影では橋本さんに「東大受けるの2回目なんですね」と言って頂けて、その場に保奈美さんもいらっしゃったので、「中々無いですよね」と。撮影中はそんなような雑談しかしてないかもです(笑)
――3話でも芸人にコスプレしたトラコ先生が出てきますが、トラコ先生の七変化はどう見ていますか?
僕は妖しいトラコ先生しか見ていないので、放送を見て、(逆に失礼かもしれませんが)本当に凄いなと思います。少なくとも4面のトラコ先生がいて、ただ人格が変わっているというよりは衣装に合わせてキャラクターを自由に変えてらっしゃるので視聴者の皆さんと同じように毎回楽しみに見ています。
――ご自身の家にトラコ先生が来るとしたらどうですか?
合格率100%という謳い文句は強いですし、事実だと思うので受験の面は心強いなと。ただ受験生よりもそのご家族の方が大変だと思うので、トラコ先生が来たとしたら中々大変な受験期間になるなと思います。
――最後に3話のみどころを教えてください。
多分、2話の最後で守の本当にやりたいことに気づいた方も沢山いると思います。20万という大きなお金を高校3年生の守がどう使うのか。一見おちゃらけている守ですが、その20万というお金があるからこそ、将来の夢に対する本気度と真っ直ぐな想いを感じて頂けると思います。何より、トラコ先生に引っ掻き回される上原家を是非、楽しんで観ていただけたらと思います。