JR東日本は1日、駅別乗車人員など2021年度のデータについて取りまとめが完了し、同社サイト上に公開したと発表した。駅別乗車人員に関して、2021年度は上位100駅中90駅について、2020年度より多くの人に利用されたとしている。

  • JR東日本が2021年度の駅別乗車人員などのデータを公開

2020年度はコロナ禍の影響で、前年度より約25~40%も利用者数が減ったが、2021年度は多くの駅で利用者数が増加。2021年度、駅別乗車人員(1日平均)の上位10駅は、1位・新宿駅(52万2,178人・前年比9.5%)、2位・池袋駅(40万7,490人・前年比8.3%)、3位・横浜駅(30万3,759人・前年比4.6%)、4位・東京駅(28万2,638人・前年比4.3%)、5位・渋谷駅(24万8,505人・前年比11.9%)、6位・品川駅(21万2,502人・前年比マイナス3.8%)、7位・大宮駅(20万3,160人・前年比7.7%)、8位・北千住駅(16万8,566人・前年比4.5%)、9位・新橋駅(16万7,406人・前年比マイナス4.5%)、10位・川崎駅(16万2,712人・前年比1.8%)となった。

上位10駅は2020年度の順位とほぼ同じで、北千住駅と新橋駅の順位のみ入れ替わる結果となった。上位10駅で最も利用者数が増えた駅は渋谷駅の11.9%、次いで新宿駅の9.5%。羽田空港の玄関口となる品川駅は、6位に入っているものの利用者数は昨年よりも3.8%減。オフィス街に近い新橋駅も、テレワーク普及などが影響したのか4.5%減となった。

JR東日本のサイトでは、駅別乗車人員に加え、新幹線駅別乗車人員、BRT駅別乗車人員、路線別利用状況についてもデータを公開している。