ジェイフィールは7月28日、「世代間ギャップと孤立に奮闘するマネジャーの実態調査」の結果を発表した。
最初に、4月1日~29日、全国の従業員数300人以上の民間企業の従業員(上場企業もしくはそれに準ずるような企業)、正社員、課長職以上、人事/労務職(年齢不問、役職の条件あり)の12人を対象に、オンラインによるインタビュー形式で実施した。
その結果、多くの現役マネジャーが、MBO(目標管理)が通用しないこと、上下の価値観が違うこと、マネジメントの変化などにより、「従来型マネジメントが通用しない」という悩みを抱えていることがわかった。
この結果を受け、6月6日~13日に、従業員数300人以上の民間企業の従業員、正社員、入社3年以上、営業職、情報システム職、研究開発職のいずれかの54歳以下の課長職376人を対象に、インターネット調査を行った。
職種別に、マネジメント力向上の課題を尋ねたところ、すべての職種で、仕事のマネジメントより、人のマネジメントに課題感を持っている人が多いこたわかった。中でも、「対話力の向上」「リーダーシップ力の向上」を課題とする声が多い。人とよりよい関係を築くこと、より良い影響力を発揮することに関心がある様子がうかがえる。
職種別に欲しいサポートを聞くと、職種に関わらず、マネジメント上の苦労を共有する場、マネジメント力向上研修、ノウハウ共有の場が求められていることがわかった。マネジャー同士の交流が求められていることがうかがえる。マネジャー自身に対するコーチングなどを求めている声も一定数あり、悩みを相談できる場を求めていることがわかった。