JR東日本仙台支社は29日、「車掌体験付き仙石線ファミリーツアー」を9月18・24日に実施すると発表した。仙石線のあおば通~本塩釜間で臨時列車を運行し、普段入ることのできない線路への入線体験、車両の中でこども向けの体験イベントを行う。
仙石線はあおば通~石巻間を結ぶ営業キロ49.0kmの路線で、駅数は全部で32駅。あおば通駅から仙台駅を経て陸前原ノ町駅まで地下区間となっている。あおば通~東塩釜間は複線区間、東塩釜~石巻間は単線区間。東北6県のJR東日本の路線で唯一、直流電化された路線とされ、おもに4両編成の205系を使用して列車が運転される。
体験イベントでは、実際に使用している車両を用い、こども用駅長制服を着て案内放送が体験できるほか、手旗振りゲーム、ペットボトルを使用してのハロウィンランタン制作も行われる。参加者にペーパーサンバイザー(駅長制帽型)がプレゼントされ、体験イベントを達成するとオリジナル表彰状が贈呈される。
9月18・24日ともに午前の部・午後の部の2回開催。午前の部(下り)はあおば通駅9時37分頃発・本塩釜駅11時43分頃着、午後の部(上り)は本塩釜駅13時31分頃発・あおば通駅16時5分頃着で臨時列車を運転する。大人(18歳以上)・こども(年長~小学校4年生)の2名1組で参加を募集し、販売額は2人1組で9,600円。申込みは8月1日10時から、「日本の旅、鉄道の旅」サイトで受け付ける。