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【この記事のエキスパート】
仙台在住エンタメ系ライター:Ringo 4ko(りんご4個)

仙台在住エンタメ系ライター:Ringo 4ko(りんご4個)

仙台在住。大手広告会社を退社後、フリーのライターとして活動を開始。アニメ・特撮・映画・文学・国内外におけるゲーム史・海外のインターネット文化に関して造詣が深く、趣味はプラモデル・ガレージキット制作とフィギュア収集。特にアニメロボットに関する立体物の所持数は1000体以上にのぼり、中にはプレミアにより現在の取引価格が10万円を超えるものもある。


この記事ではロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』シリーズのおすすめ作品や人気シリーズを、エンタメ系ライターRingo 4koさんのアドバイスとともに紹介。ガンダム初心者の方でも安心して見られる面白いシリーズの選び方や歴代でも評価の高い名作の魅力を紹介します。

今でもファンが多いおすすめアニメ
ガンダムシリーズの魅力

ガンダムシリーズが多くのファンに愛される理由は、何といっても「リアリティのあるロボットアクション」。ロボットアニメといえばヒ―ロー性の強い「スーパーロボット」が主流だった1970年代当時、兵器としてのロボットによる戦争を描く「リアルロボット」の先駆けであるガンダムは驚きをもって迎えられ、多くのファンを虜にしました。

また、ガンダムの忘れてはならないもう一つの魅力が「重厚な人間ドラマ」。第一作『機動戦士ガンダム』では少年兵・アムロの葛藤や、ライバル的存在・シャアの復讐など複雑な人間関係が描かれており、物語としての奥の深さは現代の作品にも脈々と受け継がれています。

【初心者向け】ガンダムシリーズを見るポイント

ここからは、これからガンダムを楽しむ方やガンダム初心者の方が作品を選ぶ上でのポイントをご紹介していきます。主なポイントは下記の3つです。

【1】シリーズごとの特徴で見る
【2】ストーリーの展開で見る
【3】見る時間がなければ短編や劇場版を選択

ガンダムのアニメシリーズは作風の幅が広く、どの作品が入門編に適しているかは好みやニーズによっても異なります。ぜひチェックをしてみてください。

【1】シリーズごとの特徴で見る

数あるガンダムのアニメ作品は、大きく「宇宙世紀シリーズ」と「宇宙世紀以外のシリーズ」に分けることができます。どのような分類があるのかを知ることで、自分に合った作品を見つけやすくなるでしょう。

宇宙世紀シリーズ

出典:Amazon

宇宙世紀シリーズとは、初代作品から連なる「宇宙世紀(U.C.)」という世界を舞台にした作品のことを指します。過去作品のキャラクターやその子どもが再登場することも多く、複数の作品を視聴することで物語のつながりを感じられるのが魅力です。

一方で、宇宙世紀シリーズの作品は過去作の物語を別な視点から描く、いわゆる「外伝」的な作品が多いのも特徴です。そのため中には第一作の敵である「ジオン軍」の視点で描かれたものや、主役ロボットとしての「ガンダム」がまったく登場しないものもあります。

宇宙世紀以外のシリーズ

出典:Amazon

ガンダムには俗に「アナザーガンダム」と呼ばれる、宇宙世紀以外の世界を舞台にした作品も少なくありません。宇宙世紀以外のシリーズには「ガンダム」というロボットが登場する以外に共通の要素は少なく、過去作を知らなくても楽しめる作品が多い傾向にあります。

また、デフォルメされた2~3等身のガンダムたちの活躍を描くものや、実際のロボットではなくプラモデルを戦わせるという設定のものなど、いわゆるガンダムのイメージとは一線を画す作品も存在します。特に宇宙世紀以外のシリーズは戦争を描かないものも多いため、ハードな物語や世界観に敷居の高さを感じる方にもぴったりです。

【2】ストーリーの展開で見る

「主人公がガンダムで戦う」という大まかな共通点こそあれど、各作品にはそれぞれストーリーに異なる特徴があるため、物語としての作風から観たい作品を選ぶのもよいかもしれません。

歴史を感じたい方はファースト

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ファーストと呼ばれることも多い第一作『機動戦士ガンダム』は映像こそ古いものの、ストーリーの質は最近のシリーズと比べても見劣りしません。広く知られている名台詞や名シーンも多く、今観ても十分に盛り上がれる作品となっています。

特に第15話「ククルス・ドアンの島」は、2022年公開の映画作品『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の原作として現在再注目を浴びているエピソードです。リメイクされた最新の映像と比較することで、歴史の長さやシリーズの進化も体感できるでしょう。

入門者でも楽しめるSEED(シード)

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2003年に「新しい世代のスタンダードとなるようなガンダム」を目指して制作された『機動戦士ガンダムSEED』も、入門編に適したテレビシリーズの一つです。ファーストからの伝統を踏襲しつつ、青春群像劇のエッセンスも取り入れた王道の作風は若い世代のファンの支持を集め、続編や外伝も数多く誕生しました。

ちなみに、『SEED』は人気の高さから商品化の機会も多く、機体のフィギュアやプラモデルが比較的入手しやすいことも特徴として挙げられます。現在は劇場版の制作も進められているため、今のうちに過去作をチェックしておくという意味でもおすすめのシリーズです。

話題のオルフェンズ

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テレビシリーズとしては最も新しい部類に入る『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、歴代シリーズのセオリーを破る独自の要素が詰まった意欲作。鈍器のような武器を主体とした「泥臭い」ロボットアクションを通じ、少年たちの過酷な戦いが描かれます。

制作スタッフもガンダムとしては珍しい顔ぶれが揃っており、脚本には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で知られる岡田磨里氏が起用されています。初めてガンダムに触れる方ならきっと先入観にとらわれることなく面白さを味わえるはずです。

恋愛模様も楽しめるUC(ユニコーン)

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『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』は、アニメシリーズでは長らく描かれてこなかった『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の直後の時代を舞台とした作品です。『亡国のイージス』などを代表作に持つ作家・福井晴敏氏の小説が原作であり、過去の宇宙世紀シリーズに対するリスペクトがふんだんに盛り込まれています。

本作の隠れた魅力は、主人公・バナージと謎の令嬢・オードリーのピュアな恋愛模様。実はオードリーの正体は過去作のファンならよく知っているとある人物なのですが、背景を知らずとも甘酸っぱいボーイミーツガールの物語として十分に楽しめるでしょう。

【3】見る時間がなければ短編や劇場版を選択

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話数の多さがネックでテレビシリーズに手が出ないという方には、短編や劇場版もおすすめです。例えば、一兵士と少年の出会いを描く切ない物語が特徴の『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』は各話約30分のエピソード6話で構成されており、短時間でその魅力に触れることができます。

また、劇場版に関してはテレビシリーズの物語を再構成した総集編が多く、ストーリーの面白さを手軽に楽しむことが可能です。中でも『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム II 哀・戦士編』『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙(そら)編』の三部作はファーストシリーズの物語がコンパクトにまとまっており、入門編にもぴったりの作品となっていますよ。

エキスパートからのアドバイス
好きなシリーズからでも十分楽しめる!

【エキスパートのコメント】

宇宙世紀シリーズは世界観がつながっているため「初代から観ないと楽しめない」と思いがちですが、心配は無用。

多くの作品は単体でも理解できるようなつくりになっており、比較的新しめのものから視聴しても構いません。むしろ新作に親しむほど、ルーツである古い作品にもだんだんと興味が出てくるはずです!

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)