BSフジのドキュメンタリー枠『サンデードキュメンタリー』(毎週日曜12:00~)では、新潟県北部関川村で自給自足を目指して生活する7人家族を6年間取材した『ねぇ 自給自足はいいの?』(新潟総合テレビ制作)を31日に放送する。
今から10年前、自然豊かな新潟県北部関川村に移住してきた川崎哲也さん・パトリシアさん夫妻。夫・哲也さんは隣の村上市出身で元公務員。妻のパトリシアさんはアメリカのアリゾナ州出身で、日本のマンガ文化を学ぶ目的で留学。2人は学生時代に出会い、結婚。1男4女・5人のかわいい子どもたちを授かった。
川崎家では、お金をできるだけ使わず自然の中で子育てをする、いわゆる半自給自足の暮らしを送り、実際に川崎家の暮らしに憧れ、田植えや稲刈りなどを体験しに多くの人が訪れる。あふれる大自然の中で子どもたちはのびのびと育ち、夫妻が目指す理想の家族の形に見えたが、近年ある変化が。5人の子どもたちが成長するに伴い、生活費が不足するようになったのだ。
妻・パトリシアさんは、家計を支えるため英会話講師をするなど稼ぎ頭に。一方で哲也さんは、自給自足へのこだわりが強いまま…。いつしか2人の間に会話がなくなり、すれ違いが生まれてしまった。
「このままではいけない…」哲也さんとパトリシアさんは家族の将来について、話し合いの場を持つ。夫妻が目指した自給自足の生活、そして川崎家の未来はどうなるのか。自給自足生活の理想と現実。大自然の中で家族を養い、生活するという豊かさ、そして難しさについて番組を通して描いていく。