江崎グリコは7月27日、「食生活と糖質に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月18日〜19日、20代〜60代の男女400人を対象に行われたもの。
まず、「糖質」「カロリー」「脂質」「塩分」それぞれの摂りすぎがどのくらい気になるかを聞いたところ、「糖質」「カロリー」「脂質」においては「とても気になる」「やや気になる」を合わせた回答率がいずれも65%を超えている。
男女別で見ると、「糖質」の過剰摂取が気になると回答したのは男性では60.5%であるのに対し、女性では73.0%となっている。
続いて、糖質の摂取について普段行っていることを尋ねると、34.5%が「具体的に行っていることはない」と回答。「全く摂らないようにしている」という人は0.8%であるほか、「適正量を摂るようにしている」「なるべく控えるようにしている」はそれぞれ3割程度となっている。
食品や食材に含まれる糖質量については、「ほぼ理解している」という人は4.3%にとどまり、「あまり理解していない」「全く理解していない」は合わせて64.5%となった。
1食あたりの糖質量を20g〜40g、間食では10g以下とし、 1日の糖質量を70〜130gに抑える食事法「適正糖質」の認知度について調査したところ、「意味・内容も知っている」という人は5.0%であった。適正糖質を実践した食生活へのイメージについては、「我慢が伴いそう」(43.3%)、「糖質の量を記録・計算するのが面倒くさそう」(38.8%)、「続けにくそう」(38.8%)が上位となっている。
適正糖質の補足説明として「肉や魚などのおかずは積極的に食べて良いこと」「間食についても糖質10g以内であれば摂っても差し支えないこと」「適正糖質を意識しながら『おいしく、楽しく食べて、健康になる』ことが推奨されていること」を追加で示した後に実践意向を聞いてみると、57.5%が「今後は実践してみたい」と答えた。
「低糖質」「糖質オフ」「糖質カット」などをうたった食品へのイメージを尋ねたところ、「通常の食品よりも価格が高い」(44.8%)、「通常の食品よりもおいしくない」(43.5%)などが上位に。直近3カ月でのこれらの食品(飲料を除く)を購入した人は、34.2%であった。
適正糖質を実践するにあたり、どのような食品があったら生活に取り入れやすいか聞いてみると、「ごはん(おにぎり、米、リゾットなど)」(49.5%)、「パン」(45.3%)、「めん(パスタ、中華麺、うどんなど)」(41.3%)の主食系がいずれも4割超となった。
適正糖質の基準値に沿った食品を選ぶ際に重視したいポイントについては、「味がおいしいこと」が81.6%で最多となり、以下「価格が続けやすいこと」が67.2%で続いた。