アイドルや漫画のキャラクターなど、自分が好きな対象を表す"推し"。推しをもっと応援したいのに、スケジュールや金銭事情から、何らかの妥協を強いられた経験がある方も多いのではないでしょうか?
今ネット上で話題となっているのが、Twitterユーザーのたらこ御膳さん(@tarakogozen)が投稿した一件のツイート。推し活に励む方々を中心に大きな反響が寄せられ、7月27日時点で2.3万件以上もの"いいね"が押されています。
「推しは推せる時に推せ」と同じくらい
「推しは推せる範囲で推せ」を肝に銘じているので、他のオタクは他のオタク、自分は自分。推せる範囲というのは人によるしその時の環境にもよるからね。楽しく推し活する上で必須の心構えだと思ってる。(@tarakogozenより引用)
推し活の心構えを示したこのツイートに対し、リプライや引用リツイートには「ほんとこれ」「肝に銘じとこう」「ほんそれ!欲しいものはいっぱいあるけれど推せる範囲で推していこうな……! 無理ダメ絶対」「まさに! 持続可能な推し活が私のモットーです!!」「推しが複数いる場合には、この戒めがものすっごく身に沁みてます……」「今年の標語にしたい。。」といった賛同の声が殺到。
また、お金や時間をかけて、推しを推せる範囲は人それぞれ。「ヲタク100人いれば100通りの推し方があるから、他人の推し方にケチつけるのってナンセンス」「ホンマにそれ だからといってめっっちゃめちゃ頑張ってるオタクを否定する界隈にはなりたくない。全てのオタクに愛とリスペクトを」「ほんとそれよー! 『推せる範囲で』『楽しく!』『「他者を羨ましいと思わず!!』めげない! しょげない! 泣いちゃダメ! だぞ!」と、他人と比較したり否定しない、というコメントもありました。
自身の思いを綴った文章によって、推しを応援する多くの方の声を代弁したたらこ御膳さん。今回のツイートを投稿した経緯や、寄せられた反響への感想について、ご本人にお話をうかがいました。
ツイ主さんに聞いてみた
――今回のツイートを投稿されたきっかけは?
私自身、これまで様々な環境に身を置き、時間・金銭面・精神面等の影響によって、「推せる範囲」は大きく変動してきました。
直近で言うと昨年、私は一つのジャンルに対して全力で生きていたので、「推せる範囲」はもしかしたら誰かよりも広い方に属していたかもしれません。ところが今年の私は推しジャンルが3つに増えるというハッピーオタクになりました。時間もお金も心の余裕も有限であることに気づいた時、「推せる範囲で」3つを全力で推すことが私自身の幸せのために大切だなと、改めて考えたことがきっかけです。
――ジャンル問わず様々な方から多くの反響が寄せられております。
これほど様々な界隈で共感してもらえるとは思っていなかったので、推しは違えどオタク同士共感できたことが素直に嬉しいです。
「推せる範囲」が広い人もそうではないと感じている人も、それぞれの範囲で推しとの楽しい時間を過ごせたらいいですし、誰かの推し活と比べて焦ったり、お互いを否定するようなことは必要ないと思います。
「自分対推し」で、最高に楽しい推し活を、長く続けられたらいいですね。
愛する存在の応援を通じて、自分まで元気になれる"推し活"。周りと比べず、自分なりのスタイルを確立することが、推しを応援する日々を最大限に楽しむ秘訣なのかもしれません。
推し活が捗っている方も、そうでない方も、今回のツイートを参考に、自分なりの応援の仕方を探求してみてはいかがでしょうか?
「推しは推せる時に推せ」と同じくらい
— たらこ御膳 (@tarakogozen) July 18, 2022
「推しは推せる範囲で推せ」を肝に銘じているので、他のオタクは他のオタク、自分は自分。推せる範囲というのは人によるしその時の環境にもよるからね。楽しく推し活する上で必須の心構えだと思ってる。