NTTドコモ モバイル社会研究所は7月28日、「スマートフォンの利用による時間の浪費」をテーマとした調査レポートを公開した。報告内容は、2022年2月に実施された「2022年スマホ利用者行動調査」の結果に基づく。
スマホ利用者の9割が時間を浪費した経験あり
スマートフォンを使っていて時間を浪費してしまった経験があると答えた人は、全体の9割。より実感のある「多々ある」または「少しある」と答えた人に絞ると、男女別では女性がやや多く、年代別では10代が最多。若年層ほど顕著に多い階段状のグラフとなった。
10代の3割超、スマホ利用で睡眠時間が減った経験が「多々ある」
だらだらとスマートフォンを見続けて時間を無駄にしてしまうという場面の中でも、より具体的に「スマホを使っていて睡眠時間が減ってしまった経験」を問うと、わずかでも経験のある人は同じく全体の9割だった。
年代別の傾向は1問目とさほど変わらず、「多々ある」と答えた人が若干減った程度。20代では25%、10代では32%の人が、スマートフォンの利用で睡眠時間を削ってしまうことが多々あると回答した。
「2022年スマホ利用者行動調査」調査概要
- 調査時期:2022年2月
- 調査方法:Web
- 調査対象:全国15~79歳男女
- 有効回答数:6,272
- サンプリング方法:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。