俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜20:00~)第3話がきょう28日に放送される。

  • 左から上川隆也、戸田恵子、入江甚儀=テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第3話で糸村たち“特別捜査対策室”メンバーが遭遇するのは、リーダー・佐倉路花(戸田恵子)が面倒を見ていた元非行少年・山下駆(入江甚儀)が殺害されるという悲しい事件。駆はかつて窃盗の常習犯だったが、路花の支援もあって更生、現在は清掃会社で真面目に働いていた。捜査を進めるうち、彼には次期社長の座を約束されたエリートな双子の弟・井野脇透(入江・2役)がいたことが判明。兄弟は母の死後、ともに施設で暮らしていたが、9歳のとき透だけが経営者夫婦に引き取られ、以来“光と影”ともいうべきまったく逆の人生を歩んでいた。透が駆の存在を疎んで殺害したのか、それとも事件には別の真実が隠されているのか。

そんな中、糸村は駆が肌身離さず持ち歩いていた1枚のカードに興味を抱く。それはかつて子どもたちの間で一世を風靡したチョコレート菓子のおまけ「テンソーデン」という物語のキャラクターが描かれたカード。糸村は科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)による鑑定をきっかけに、そのカードに秘められた兄弟の真実を引き当てていく。