識学は7月27日、「研修に関する調査」の結果を発表した。調査は6月28日、全国の従業員数10名以上の企業に勤務し、かつ直近3年以内に会社で研修を受けた20歳~59歳の男女300サンプル(男性190名、女性110名、うち管理職158名)を対象にインターネットで行われた。
これまでどのような研修を受けたことがあるのか聞いたところ、「コンプライアンス研修」(36.7%)、「スキル研修(営業研修、技術研修など)」(36.3%)、「コミュニケーション研修」(35.0%)が上位に。
それぞれの研修について効果を感じたか聞いたところ、選択肢の全研修において6割以上が「効果を感じた」と回答。特に、「コーチング研修」(88.0%)、「チームマネジメント研修」(87.3%)、「セルフマネジメント研修」(85.0%)で高く9割近くとなった。
効果があったと感じた理由を聞いたところ、「必要なスキルを学ぶことができたため」や「業務改善につながったため」といった回答が多く、一方、無駄だと思った研修が「ある」(55.0%)という人からは、「既に知っていることだったため」(50.3%)、「関わっている業務で役にたつ場面がなかったため」(47.9%)が多くあがった。
次に、オンライン研修を受けたことがある人を対象に、オンライン研修中に「ながら作業」をしたことがあるか聞きいたところ、管理職66.9%、一般社員66.0%が「ある」と回答。
具体的には、管理職では「他の仕事をしていた」という回答の他、「テレビ視聴」「Youtube視聴」「ネットサーフィン」や「映画を見ていた」という人も。また、一般社員では「家事」や「SNS・動画視聴」のほか、今流行りの「ポイ活」をしていたという回答も見受けられた。