ディスカヴァー・トゥエンティワンは7月22日に『1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の 体を動かす習慣 休める習慣』を刊行した。

  • 『1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の 体を動かす習慣 休める習慣』(1,760円)

同書の著者・鈴木知世氏は、東洋医学研究家として年間延べ3,000人以上の患者が訪れる鍼灸院の院長を務めている。中国広東省の総合病院に勤務していた経験や、師匠である中医師の教え、健康な人たちのライフスタイルにこれまで触れてきた。その中で東洋医学の知恵を生かし、元気になっていく人たちを目の当たりにしてきたと言う。

同書では、東洋医学の理論や著者が患者に話していることをもとに、体を「動かす」「休める」バランスに焦点をあてて、季節・月・週ごとのちょうどよい過ごし方を提案している。

季節や月ごとに体がどんな状態になるのかをくわしく解説した上で、毎週おすすめの体を「動かす」習慣と「休める」習慣をそれぞれ1つずつ紹介する。

同書における体を「動かす」習慣とは、運動やストレッチのほか、体を動かしやすくする、日々の活動を元気にこなすための食事やツボ押し、過ごし方のコツのこと。体を「休める」習慣とは、睡眠やリラックスのほか、体のトラブルを鎮めるための食事やツボ押し、過ごし方のコツのことを指す。

日々の食事や軽いストレッチ、ツボ押しをなどちょっとした工夫を1週間に1つずつ続けることで、不調の改善が期待できると言う。

  • 1週間に1つずつの習慣で不調を改善

同書で8月の1週目におすすめしている動かす習慣は、「全身にエネルギーをめぐらせる『握手ストレッチ』」。夏から秋へと移り変わろうとする時期は、血管の動きが盛んになるという。足の水かきにある「八風穴」、手の水かきにある「八邪穴」という2つのツボを刺激すると、エネルギーを手先から足先まで行き渡らせることができるため、エネルギーを秋の体にうまく引き継げるそうだ。

  • 8月の1週目におすすめしている習慣

休める習慣は「安眠効果のある塩風呂にチャレンジ」。残暑により、夏の盛んな「気」が収まらないと、うまく眠れないと言う。寝汗が多すぎる、寝つきが悪い、途中で起きてしまうなどの症状が強い場合、塩風呂がおすすめとのこと。いつものお風呂に10~40gの粗塩を入れて入浴すると、塩の発汗作用でデトックスができ、体にこもった余分な熱を逃がしてくれるので、安眠効果が期待できるそうだ。

  • 安眠効果のある塩風呂にチャレンジ