テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーが自身の半生を振り返ったエッセイ集『アンクールな人生』(KADOKAWA 1,540円)を、9月14日に発売する。
数々のバラエティ番組に出演し、現役アナウンサーとして活躍しながらも、Webサイト『Hanako.tokyo』(マガジンハウス)や書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)、フードカルチャー誌『RiCE』(ライスプレス)という3媒体に連載を持ち、執筆活動にも幅を広げている弘中アナ。『Hanako.tokyo』の連載をまとめた初のフォトエッセイ『弘中綾香の純度100%』は5万部を突破するなど、出版シーンでも注目を集めている。
今回刊行されるのは、『ダ・ヴィンチ』での2年以上にわたる連載をまとめた『アンクールな人生』。幼少期に始まる自身の半生を振り返った「早すぎる回顧録」(本人談)となっている。「かわいいだけじゃやっていけない」と悟ったという子供時代、自身が「暗黒期」と語る中学時代。そして現在のアナウンサーの“骨格”を形作った高校時代を中心に、30代を迎えた今だからこそ紡ぎだすことのできる等身大の姿が収められている。出版社の担当者は「テレビ業界に身を置く弘中さんが、この2年間以上、コロナ禍で執筆した文章たち。進路に迷う学生さんから、目の前の仕事に悩むサラリーマンまで、人生の次のステップに進むためのヒントが詰まった1冊になっています」とコメントを寄せた。
■弘中綾香コメント
この連載は、当時縁もゆかりもなかった『ダ・ヴィンチ』編集部から突然わたしの元に届いた一通の手紙から始まりました。はて、いったい何の用だろう? と中を見てみると「小説を書いてみませんか?」というあまりにも無謀なお誘いが書いてありました。そちらは丁重にお断りし、代わりになればと書き始めたのが、この「私が私になるまでの物語」です。
私が実際に10代のころに経験し、今の自分の幹となるものを作り上げた思い出たちを詰め込んでいます。キラキラ輝いているものばかりではなく、どす黒くいぶっているものもあれば、今でもチクチクと胸を刺してくるようなものもあります。たくさんの皆さんに読んでもらいたいけれども、読まれるのは恥ずかしい! そんなアンビバレントな気持ちで発売日を待っています。