JR各社は26日、今年のお盆期間(8月10~17日の8日間)における指定席予約状況を発表した。東海道新幹線など、予約席数が2021年比で300%を超えたほか、200%を超えている路線も多く、各社とも予約状況に大幅な回復傾向が見られる。7月25日現在、予約のピーク日は各社とも下りが8月11日、上りが8月14日とのこと。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700S

JR東海は東海道新幹線に関して、予約可能席数321万席(2021年比133%・2018年比105%)に対し、予約席数73万席(2021年比326%・2018年比62%)と発表。お盆期間中、新幹線・在来線特急列車で計339万席を用意する。席に余裕はあるものの、一部時間帯で予約が集中する可能性があるため、確実に座れる指定席の早めの予約、あるいは予約の集中する日時を避けるように呼びかけている。

JR西日本は山陽新幹線に関して、指定席の定員数174万席(2021年比130%・2018年比104%)に対し、予約席数44万4,300席(2021年比299.6%・2018年比60.0%)と発表。北陸方面の在来線は、指定席の定員数22万9,100席(2021年比236%・2018年比123%)に対し、予約席数3万5,500席(2021年比236.2%・2018年比48.3%)、北陸新幹線は指定席の定員数38万200席(2021年比150%・2018年比94%)に対し、予約席数8万5,900席(2021年比246.8%・2018年比64.0%)としている。関西空港方面は指定席の定員数8万4,500席(2021年比422%・2018年比136%)に対し、予約席数6,300席(2021年比730.6%・2018年比60.3%)となった。

JR四国は在来線の特急列車・快速列車に関して、指定席の提供席数15万6,900席(2021年比151.4%・2018年比102.9%)に対し、予約席数は約2万9,300席(2021年比261.4%・2018年比65.8%)と発表。JR九州は九州新幹線に関して、指定席の予約可能席数21万9,000席(2021年比108.5%・2018年比86.1%)に対し、予約席数5万9,000席(2021年比213.1%・2018年比53.9%)と発表している。

  • 東北・北海道新幹線「はやぶさ」などに使用されるE5系

JR東日本は同社の新幹線に関して、全体の予約可能席数182万席(2021年比115%・2018年比92%)に対し、予約席数57万席(2021年比243%・2018年比60%)と発表。東北新幹線の予約席数は27万7,000席(2021年比240%・2018年比61%)、山形新幹線の予約席数は3万4,000席(2021年比332%・2018年比61%)、秋田新幹線の予約席数は3万9,000席(2021年比382%・2018年比59%)となった。

上越新幹線の予約席数は7万席(2021年比210%・2018年比55%)、北陸新幹線の予約席数は14万7,000席(2021年比228%・2018年比62%)に。特急「成田エクスプレス」など総武本線の予約状況は5,000席(2021年比312%・2018年比37%)となっている。

JR北海道は北海道新幹線に関して、予約可能席数14万8,700席(2021年比100%・2018年比85.7%)に対し、予約席数3万4,692席(2021年比274.0%・2018年比69.6%)と発表。なお、お盆期間中、8月12~16日に青函トンネル内で一部の新幹線が210km/hの営業運転を実施し、所要時間を3分短縮する。北海道内の在来線では、予約可能席数8万9,050席(2021年比144.1%・2018年比77.3%)に対し、予約席数2万2,818席(2021年比237.8%・2018年比71.7%)と発表されている。