人気のホラー映画「SAW(ソウ)」シリーズ。2004年に第1作が公開されてから現在まで合計9作品が発表され、その唯一無二の作風が世界で話題となりました。

  • 映画「SAW(ソウ)」の見る順番(公開順・時系列)

    映画「SAW(ソウ)」シリーズの見る順番(公開順・時系列)

またシリーズをとおして綿密に張り巡らされた伏線も見事。伏線をしっかり回収しつつ新たな伏線を張り巡らせる圧巻のストーリー構成となっています。新作が出るたびに観客の期待を上回る物語を提供してきた、人気のシチュエーション・スリラー作品です。

この記事は、この夏に見たいおすすめホラーとして、映画「SAW(ソウ)」シリーズ全9作品のあらすじを解説します。また、マイナビニュース会員から各作品に寄せられたコメントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

映画「SAW(ソウ)」シリーズの見る順番(公開順・時系列)

日本でも“ソリッド・シチュエーション・スリラー”と銘打たれ人気を博している映画「SAW(ソウ)」シリーズ。全9作品をどのように見ればいいのかを紹介します。

公開順に見るのがおすすめ

「SAW(ソウ)」シリーズは全9作品のうち、ストーリーに連続性を持たせた7作品とスピンオフ2作品に大別できます。

前者の7作品は『SAW』『SAW2』『SAW3』……と連番になっていて、一つでも見逃すと以降の作品の理解が難しくなります。7作目の『ソウ ザ・ファイナル 3D』はそれまでの作品の伏線も回収されるストーリーになっているため、公開順に見ていくのがおすすめです。

スピンオフの『ジグソウ:ソウ・レガシー』と『スパイラル:ソウ オールリセット』はオリジナルシリーズ全7作品を把握しているとより楽しめるため、『ソウ ザ・ファイナル 3D』を見終わってから見るようにしましょう。

映画「SAW(ソウ)」シリーズの作品概要とあらすじ

ここからは各作品のあらすじや見たユーザーからの評価コメントを紹介します。

1.『ソウ』(2004年) のあらすじと概要

あらすじ

互いに面識のないゴードンとアダム。2人は見覚えのない古びたバスルームで目を覚ます。足はしっかりと鎖でつながれて逃げることはできない。2人の間には謎の自殺死体。部屋の中にあるのは1発の銃弾、タバコ、着信専用の電話、2本のノコギリのみ。彼らに告げられたルールはただひとつ、“6時間以内に相手を殺すか、2人とも死ぬか”。極限状態での2人の選択は……?

残虐なルールを課せられた男たちが、閉鎖空間の中で訪れる死へのカウントダウンをじわじわと味わうデスゲーム。その結末に世界が驚いた「SAW (ソウ)」シリーズの記念すべき第1作。

作品概要

出演/ケイリー・エルウィズ、ダニー・グローバー、モニカ・ポッター
監督/ジェームズ・ワン
日本公開年/2004年

ユーザーコメント

・「最初に見たときの衝撃は忘れられない」(52歳女性)
・「最後のオチが衝撃的でした」(44歳男性)
・「初めて見た時、本当に怖くてこっちまでドキドキして直視できないシーンもありました。本当におもしろかった」(30歳女性)
・「最新の作品もおもしろいのですが、やはり最初の作品を見たときのインパクトが強く残っています。継続して毎回見ています」(46歳男性)
・「原点にして至高の作品である」(41歳男性)

2.『ソウ2』(2005年)のあらすじと概要

あらすじ

8人の男女が出口のない館に閉じ込められた。遅効性の毒ガスが館内に放たれた時、連続殺人鬼ジグソウによるデスゲームが幕を開ける。残された時間は、わずか2時間。解毒剤を手に入れるためには、館の各所に設置された仕掛けをクリアしなければならない。ジグソウによる不可解な殺人事件を追っていた刑事エリックは、自分の息子が館の中で監禁されていることを知る……。

少しずつ明かされるジグソウの謎に注目の「SAW(ソウ)」シリーズ2作目。

作品概要

出演/ドニー・ウォールバーグ、ショウニー・スミス、トビン・ベル
監督/ダーレン・リン・バウズマン
日本公開年/2005年

ユーザーコメント

・「見応えがあり、とても好きです」(34歳女性)
・「怖いという記憶しかない」(34歳男性)
・「2がとても怖かったのを覚えている」(52歳男性)
・「ストーリーが巧みで飽きないから」(35歳男性)

3.『ソウ3』(2006年)のあらすじと概要

あらすじ

悪質な飲酒運転の車によって、愛する息子を奪われた男ジェフ。彼が目覚めた場所は、地下の食肉工場だった。目の前に拘束されているのは、息子を殺した運転手の男と事件に関わった男女。ずっと憎んでいた人間たちを前にしたジェフは、果たして息子の復讐をしてしまうのか? ジグソウによる新たなるゲームが始まる……。

サスペンス要素がより進化し、点と点がつながる驚愕のラストは必見。残虐な描写の数々にリタイア者が続出した映画「SAW(ソウ)」シリーズ3作目。

作品概要

出演/トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン
監督/ダーレン・リン・バウズマン
日本公開年/2006年

ユーザーコメント

・「ソウの中でも一番おもしろかったから」(47歳男性)
・「初めて今の旦那と昔見た思い出のホラー。怖いけど奥が深い」(35歳女性)
・「迫力があり、とても好きです」(41歳男性)
・「例の豚のシーンは衝撃的だった」(29歳男性)

4.『ソウ4』(2007年)のあらすじと概要

あらすじ

ジグソウと弟子のアマンダが死亡したことにより、多くの人間を恐怖に陥れてきた死のゲームは終わったかのように見えた。しかしジグソウの遺体から摘出されたカセットテープに収められた言葉は、まだゲームが終わらないことを示唆していた。次の標的となったのは、死のゲーム唯一の生き残りであるSWAT隊長リッグだった……。

このゲームを仕組んだのは一体誰なのか? 謎が謎を呼ぶ映画「SAW(ソウ)」シリーズ4作目。

作品概要

出演/トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル
監督/ダーレン・リン・バウズマン
日本公開年/2007年

ユーザーコメント

・「迫力のあるストーリーと映像美に感動しました」(33歳女性)
・「一番スリルがあっておもしろかったから」(28歳男性)
・「めっちゃ怖かったから」(47歳女性)

5.『ソウ5』(2008年)のあらすじと概要

あらすじ

コンクリートで覆われた密室の中、男女5人が目を覚ます。首輪と鎖でつながれ、その先に光る大きなV字型の刃……。そして映し出されたビデオ映像の先にいる何者かによって、またしても生死を架けたサバイバルゲームが開始されるのだった。一方、過去にゲームへ参加させられるも無事に生き延びることができたFBI捜査官のストラムは、無傷で生還を果たした刑事ホフマンを、ジグソウの後継者ではないかと疑い始める。

映画「SAW(ソウ)」シリーズ第5作では、ジグソウの遺言、そして元妻の存在が明かされる。ジグソウ亡き後も続行される死のゲームを企てる真の犯人は一体誰なのか、物語は驚愕の展開を見せる。

作品概要

出演/トビン・ベル、コスタス・マンディロア、スコット・パターソン
監督/デビット・ハックル
日本公開年/2008年

ユーザーコメント

・「ワクワクする展開が好きだから」(33歳女性)
・「シリーズ5作目ということもあり、ストーリー展開などがよく練られているなど面白味があったように思えたから」(61歳男性)
・「めちゃくちゃ記憶に残っている」(32歳男性)
・「大変素晴らしくおもしろい内容の作品です。またキャラクターがよいこと間違いない。これからももっともっとたくさん見るよ! 最高」(61歳男性)

6.『ソウ6』(2009年)のあらすじと概要

あらすじ

ある日FBI捜査官ストラムが死体として発見される。この死によって、ストラムがジグソウの後継者と見なされるように。容疑者死亡によって死のゲームはついに終わりを迎えたかのように思われた。FBI捜査官でありストラムの上司であったエリクソンは、疑問を抱き、独自調査を試みる。しかしその裏では、新たなるゲームが始まろうとしていた……。

予想をはるかに超えたどんでん返しが待ち受ける、映画「SAW(ソウ)」シリーズ第6作。過去作の伏線を回収しつつ、新たに張り巡らされた伏線も見逃せない。

作品概要

出演/コスタス・マンディロア、マーク・ロルストン、ベッツィ・ラッセル
監督/ケビン・グルタート
日本公開年/2009年

7.『ソウ ザ・ファイナル 3D』(2010年)のあらすじと概要

あらすじ

ジグソウによる死のゲームから生き残った者たちはみな、心を病み救いの手を求めていた。彼らの精神的指導者となったのは、自身も死のゲームの生存者であるボビー。しかしボビーには知られざる暗い過去があった。一方、刑事ホフマンとジグソウの元妻ジルは、亡きジグソウの遺品を巡る争いを繰り広げていた……。

映画「SAW(ソウ)」シリーズのすべてが明らかになる完結編。“真のジグソウ後継者”となるのは誰なのか? 欲にまみれた醜い争いの結末は……?

作品概要

出演/トビン・ベル、ケイリー・エルウィズ、コスタス・マンディロア
監督/ケビン・グルタート
日本公開年/2010年

ユーザーコメント

・「3D作品で迫力がすごい」(69歳男性)
・「一番おもしろかったです」(40歳男性)
・「とても感動する内容だった」(47歳男性)

8.『ジグソウ:ソウ・レガシー』(2017年)のあらすじと概要

あらすじ

とある街の公園で惨殺死体が発見される。酷くむごたらしい死体の首元の皮膚には、パズルピースの形に切り取られた跡があった。やがて死体からUSBメモリが検出される。そこに収められていたのは、まぎれもなくジグソウ本人がゲームの開始を告げる声だった……。

完結したはずの映画「SAW(ソウ)」シリーズが、新しい展開で復活。8作目となる今作は、原点回帰となる謎解き要素が強い作品となっている。

作品概要

出演/マット・パスモア、カラム・キース・レニー、クレ・ベネット
監督/マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
日本公開年/2017年

ユーザーコメント

・「予想外の恐ろしいシーンが多く、10年前の事件を想像させるなどちょっと恐怖心を覚えるような映画だった」(79歳男性)

9.『スパイラル:ソウ オールリセット』(2021年)のあらすじと概要

あらすじ

警察関係者を狙った殺人が続き、刑事のジークとウィリアムはこの猟奇的な連続殺人事件の捜査を担当することに。そんな彼らを翻弄するように、現場には渦巻模様と青い箱、そして捜査員を挑発する内容のビデオメッセージが残されていた。さらにジークの父親であり伝説的刑事のマーカスまでもが行方を消し、ジークは追い詰められていく……。

映画「SAW(ソウ)」シリーズの新章開幕となる一作。多くの人間を恐怖に陥れたジグソウ亡き今、彼を超える残虐な猟奇殺人犯が新たに誕生する。

作品概要

出演/クリス・ロック、マックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、サミュエル・L・ジャクソン
監督/ダーレン・リン・バウズマン
日本公開年/2021年

ユーザーコメント

・「直近で公開された映画なので記憶に新しいです。夢中になって見ていました」(36歳男性)
・「最新の技術がすごかった」(30歳男性)
・「直近で見た作品だから印象に残っている」(40歳女性)
・「ストーリーの展開と最後のどんでん返しがとてもおもしろかった」(63歳男性)
・「これまでの作品と比べて画質などもよくなったから」(37歳男性)

映画「SAW(ソウ)」シリーズの注目ポイント

毎回、観客の想像をはるかに超える仕掛けがちりばめられた映画「SAW(ソウ)」シリーズ。その過激さゆえにコア層からも大きな支持されています。

なかでも名優トビン・ベル演じるジグソウは人気が高く、聡明で芯の通った彼の魅力にはまるファンが続出。猟奇殺人の犯人だけでない彼の人間性を描いたシーンは、特に注目してほしいポイントです。

全作品をとおして刺激の強いグロテスクな描写が続くため、残虐シーンが苦手な方には注意が必要な「SAW(ソウ)」シリーズ。しかしただのグロテスクな映画ではなく、生や死と向き合う考え方を深めてくれる作品でもあります。見れば見るほど魅力が深まるシリーズなので、この夏、じっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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調査時期: 2022年7月12日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計1002人(男性: 747人、女性: 255人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート