Instagramは米国時間の7月21日より、より簡単にリール動画を作成・編集できる複数のクリエイティブツールを導入し、既存のツールの機能強化も行うことを発表した。
リミックス機能の拡充
最大の強化ポイントは、2021年4月に導入されたリミックス機能の拡充。リミックス機能は、既存のリール動画に合わせて動画を撮影することで、気軽にクリエイター同士/クリエイターとファンがコラボできるツール。これまで、リミックスを行える素材はリール動画のみだったが、今後数週間のうちに写真もリミックスで使用できるようになる。
また、これまではオリジナルの素材が画面左、自分の動画が画面右というレイアウトに決まっていたが、今後は2つを上下に並べたり、素材の上に自分の動画が配置されるグリーンスクリーンを使ったりと全4種類のレイアウトから選べるようになる。
さらに、元の素材と自分の動画が2つ同時に流れるだけでなく、オリジナルの写真や動画を先に再生した後に自分の動画が流れるモードも追加される。このモードは、話題になっている動画やトレンドに対する自分のリアクションやコメントを共有する際に利用できるという。
デュアル機能導入、テンプレート強化
このほか、スマートフォンの背面カメラで撮影しながら同時にインカメラで自分のリアクションを撮影できるツール“デュアル”も導入する。また、この6月に導入されたテンプレート機能も使いやすくなり、個々の動画から音源とクリップのフォーマット(個々のクリップの長さや構成など)を読み込めるだけでなく、リール専用カメラで「テンプレート」を選んで表示されるおすすめの中からテンプレートを選択できるようになる。
なお、2021年11月より日本などで実施してきた、フィード投稿として15分以下の動画をシェアしようとするとリール動画としてシェアするテストについて、今後この機能を数週間のうちに全世界で導入し、15分以下の動画はリール動画としてシェアされるようにすることも発表されている。日本国内ではすでにこの機能のテストが実施されているため、日本のユーザーにとってはとくに変化はないという。