マイナビは7月22日、「マイナビ2023年卒学生就職モニター調査6月の活動状況」を発表した。調査は6月27日~30日、2023年卒業予定の全国の大学生および大学院生1,843名(文系男子325名、理系男子474名、文系女子493名、理系女子551名)を対象にインターネットで行われた。

  • 就活費用

    就活費用

6月にかかった就活費用について、交通費・宿泊費の平均は7,422円(前年比5,012円増)と前年同月の約3倍までに増加。3月〜6月までの就活費用の累計は3万3,651円と、前年よりも8,693円増加する結果に。

就活費用の捻出方法については、「アルバイト代・給料」(43.8%、前年比0.4pt増)や「保護者から就活で使うためにもらったお金」(24.2%、同6.4pt増)が多く、いずれも前年より増加した。

  • 内々定先の最終面接は対面式だったか、WEB面接だったか

    内々定先の最終面接は対面式だったか、WEB面接だったか

内々定先の最終面接の実施形式(対面式の面接か、WEB面接か)を聞いたところ、「対面」が53.0%と、前年より10.6pt増加。従業員規模別でも、すべての規模で前年より対面式の割合が高くなったが、規模が大きい企業ほどその割合は低くなり、従業員数5,000人以上の企業では36.4%だった。

また、受けたことのある面接について形式別に得意かどうかを聞いたところ、対面式の面接やライブ形式のWEB面接では「得意(どちらかといえば含む)」の割合が「苦手(どちらかといえば含む)」の割合を上回ったが、録画形式のWEB面接については「苦手(どちらかといえば含む)」の割合が83.2%と圧倒的に高い結果に。録画形式のWEB面接が苦手な理由を聞くと、「何度も撮り直さないといけなくなった」(54.2%)、「相手がいない状況でひとりで話すのが苦手」(53.7%)、「うまくいったかどうかの手ごたえがない」(50.2%)が上位にあがった。

  • 面接で聞かれたことがあるもの<不適切とされる質問>

    面接で聞かれたことがあるもの<不適切とされる質問>

次に、面接の場で、面接官からパワーハラスメントに該当するような行為を受けたことがあるかを聞いたところ、5.8%が「ある」と回答。

また、不適切だとされる質問をされたことがあるかを内容別に聞いたところ、「兄弟姉妹や親族について」(17.2%)、「両親や保護者の職業」(16.8%)、「尊敬する人物」(10.7%)が上位に。そのほか、女子の5%強(文系女子は5.6%、理系女子は5.3%)が「子どもができても働き続けるつもりかどうか」と聞かれたことがある事がわかった。