子どもの頃に怖い話で眠れなくなったり、放課後の教室で友だちと怪談話で盛り上がったり。都市伝説的なものから、ずっと語り継がれる定番の怪談まで、人はなぜか「怖い話」に魅了されてしまうものですよね。
そこで今回マイナビニュースは、「ゾッとする怪談話といえば?」をアンケート調査。みんなが選んだ「怪談話」をランキングでご紹介します!(調査:7月15日~7月22日)
みんなが選ぶ「ゾッとする怪談話」、ランキングを発表!
1位:口裂け女(16%)
2位:テケテケ(15%)
3位:メリーさんの電話(14%)
3位:お岩さん~四谷怪談(14%)
5位:こっくりさん(13%)
6位:トイレの花子さん(10%)
7位:その他(9%)
8位:耳なし芳一(7%)
10位:お菊さん~番町皿屋敷(1%)
10位:ろくろ首(1%)
というわけで、1位から6位までは大混戦! ほぼ同率といえるほど票がわかれる結果になりました。くわしく見ていきましょう。
1位:口裂け女(16%)
昭和の時代に小中学生の間で流行した都市伝説が、「口裂け女」。口を完全に隠すようなマスク姿の若い女性が、「私、きれい?」と訊ねてきます。もし「きれい」と答えると「これでも……?」と言いながらマスクを外す。すると、その口は耳元まで大きく裂けている。もし「きれいじゃない」と答えると、包丁やハサミで切り殺されてしまう、というもので、どっちにしても怖すぎる……!
当時は全国の小中学生に多大なる恐怖を与え、パトカーの出動騒ぎや集団下校など、社会を巻き込んだパニックに発展したのだとか。マスク時代の今、令和のNEWバージョンが登場するかも!?
2位:テケテケ(15%)
「テケテケ」は学校を舞台とした都市伝説で、80~90年代に流行しました。放課後の学校に残っていると、下半身が切断され上半身だけの少女の亡霊が現れ、腕や肘を足の代わりにすさまじい速さで追いかけてくる、というお話で、この両手だけで肘を使って移動するときの擬音から「テケテケ」と名付けられたそう。
さらにこの話を聞いた人のもとには3日以内にテケテケが現れ、逃げても時速100キロのスピードで追いかけられてしまうのです。テケテケテケテケ……っと。
3位:メリーさんの電話(14%)
こちらも都市伝説の一種で、映画化もされた怪談です。ある少女が、古くなった「メリー」という人形を捨てて引越していくと、その夜少女のもとに1本の電話がかかってきます。「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの」。切ってもすぐまたかかってきて、「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」と、どんどん近づいてくるのです。ついには「あたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの」。
その後どうなったかが語られないため、恐怖の余韻がさらなる想像をかきたてますね。
3位:お岩さん~四谷怪談(14%)
江戸時代を舞台にした超有名怪談が、同率3位にランクイン!こちらは元禄時代に起きた実際の事件を基に語り継がれ、“怪談の定番”ともされています。
岩(お岩さん)という女性が夫・伊右衛門の不貞が原因で発狂した挙句に惨殺され、幽霊になって復讐を果たすというストーリー。歌舞伎の演目にもなり、何度も舞台や映画、ドラマ化がされてきた、名作中の名作怪談といえるでしょう。
5位:こっくりさん(13%)
「こっくりさん」は怪談というより、「降霊術」といえるかもしれません。1970年代に人気の恐怖漫画で紹介されてブームになったこともあり、休み時間や放課後に友だちと集まってやったことがある、という方も多いかもしれませんね。
「はい」「いいえ」などを記入した紙と硬貨に指を乗せ、「おいでください」と呼びかけると硬貨が動く現象とされますが、参加者が無意識または意識的に動かしている、という説も。
6位:トイレの花子さん(10%)
「トイレの花子さん」は、何度も映画化されている、学校怪談の定番です。誰もいないはずのトイレで、ある方法で呼びかけると、女の子の声で返事が返ってくる。その扉を開けると女の子(花子さん)がいて、トイレの中に引きずり込まれる……というものです。
おかっぱ頭に赤いスカートという花子さんのイメージしやすい造形や、学校の中の身近な場所であるトイレに何か怖いものが潜んでいるかもしれない……という恐怖心が、子ども心に大きなインパクトを残したのかもしれません。
7位は「その他」、8位~10位には古典の名作や、妖怪がランクインする結果になりました。猛暑のときこそ、背筋が凍りつくようなゾッとする怪談で、つかのまの凉をとってみてはいかがでしょうか。
●調査概要
調査期間:2022年7月15日~7月22日
有効回答数:111