アクトインディは7月21日、「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」が実施した「ジェンダーレス水着に関するアンケート」の結果を発表した。調査は7月4日〜10日、子どもの保護者306人を対象に行われたもの。
まず、小学校や保育園・幼稚園のプールで定められている規則について該当するものについて聞いてみた。すると、保育園・幼稚園では「特にない」が77%となっている一方で、小学校では「黒や紺などの色や無地以外の水着の禁止」(54%)や「指定(の色)以外の水泳帽禁止」(41%)、「ベーシックな形以外の水着(セパレート水着、ロング丈の短パンなど)の禁止」(22%)など色や形に規定があることが分かった。
今年に学校や保育園・幼稚園でプールの授業があるという保護者に、プールの授業で学校や保育園・幼稚園で許容してほしい事を尋ねてみると、いずれも「特にない」が最多であったものの、「ラッシュガードの着用」や「日焼け止めを塗ること」など日焼け対策に関する要望が比較的多く見られた。
続いて、ジェンダーレス水着についての考えについて聞いてみたところ、最も多かったのは「日焼けの観点で肌の露出が少なくていい」で58%に。次いで「男女の区別がなくていい」(53%)や「体型がわかりにくくていい」(39%)、「肌を見られるという観点で肌の露出が少なくていい」(33%)が続いた。
最後に、学校・園のプールの授業について思う事を自由回答で尋ねてみた。すると、大まかに「第二次性徴期に対する配慮をしてほしい」「もっとしっかり水泳の授業をしてほしい」「水着の指定は不要では」といった声があがる結果となった。