CCCマーケティングは7月21日、「1歳刻み! 約7,000万人の購買商品ランキング 炭酸飲料カテゴリー」の結果を発表した。同ランキングは2021年5月1日~2022年4月30日、Tポイント提携先において全国15~69歳の男女が購買した炭酸飲料のデータをもとに順位付けした。
炭酸飲料の総合ランキング1位はCCJC(以下、日本コカ・コーラ)「コカ・コーラ」だった。全年齢で1位で、年齢問わず購買されていることがわかった。2位はアサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」、3位はCCJC「コカ・コーラゼロシュガー」だった。
炭酸飲料の定番コーラについて、総合ランキング1位のCCJC「コカ・コーラ」と、4位のサントリー「ペプシコーラ」の人気傾向を比較した。CCJC「コカ・コーラ」は全年齢で1位にランクインしているが、サントリー「ペプシコーラ」は75歳以降若干降下するものの、常に10位以内にランクインしており、年齢による人気の差はそこまで大きく見られなかった。
性別による人気の差を比較すると、CCJC「コカ・コーラ」は、全年齢で男女ともに1位をキープしているが、サントリー「ペプシコーラ」は女性の総合ランキング9位、男性総合ランキングでは3位で、全年齢で女性より男性の人気が高かった。
男女総合ランキング2位のアサヒ飲料「三ツ矢サイダー」は、女性ランキングが2位、男性ランキングが4位と男性よりも女性人気が高い。同社は、三ツ矢サイダーはCMに人気男性アイドルを起用している影響で、女性の人気が高い可能性があるとみている。1歳刻みのランキングで比較すると、女性では全年齢で2位をキープしているが、男性では28歳で8位と差がみられた。しかし、男性は年齢が上がるにつれて順位が上昇している。
男女総合ランキング11位の大塚食品/大塚製薬「マッチ」と、12位のサントリー「C.C.レモン」を比較すると、年齢によるランキングの違いが大きく見られた。「マッチ」は15歳の5位から69歳の12位までランクダウンしているので、若者人気が高いことがうかがえる一方、「C.C.レモン」は15歳の12位から62歳以降の4位までランクアップし46歳でそれぞれのランキングが入れ替わっている。
"ゼロ系"炭酸飲料もランキング推移に特徴がみられた。CCJC「コカ・コーラゼロシュガー」は、17歳で11位だが、45歳では2位まで上昇している。サントリー「ペプシ生コーラ ゼロ」も17歳で20位だが、46歳では4位まで上昇。両ブランドも30代にかけてランキングが上がり、40歳以降高いランキングを維持している。