音楽ユニットのDef Techが、22日に放送された日本テレビ系音楽番組『MUSIC BLOOD』(23:30~)に出演した。
「My Way」がヒットした15年前について、Microが「当時は24歳で、CDジャケットの撮影など全て含めて制作費3,000円くらいでした(笑)」と告白し、MCの田中圭と千葉雄大はびっくり。当時アルバムが大ヒットした要因について、Microが「当時CDのアルバムの価格が3,000円で、アメリカは日本の約半額の10ドルくらいだったんです。だから僕らも1,500円で販売して、当時主流だったレンタルを禁止したことで売り上げがあがったんだと思います」と語る。
しかし、大ヒットの裏で、2人の関係は悪化するばかりだった。Microは「本当に仲が悪く、レコーディングになるとだいたいケンカになるので、2人が会わないように時間をずらしたりして。2人とも大好きだった“Def Techへの思い”が強すぎて、お互いに押し付けることで苦しめてしまったんです。またアルバムがヒットし、急に大金を手にしたことで2人のエゴがむき出しになったことも険悪になった原因でもあります。あと僕は、一発屋で終わらせたくないからセカンドアルバムはハンパなものは出せないと、ヒットの喜び以上に焦りの気持ちが大きかったです」と振り返る。
Shenも「Def Techのおかげで得たものもありましたが、失ったものもある。でもそれも含めて今がある」と語りつつ、「ヒットした時からわがままを言うようになり、関係も悪化しました。そして今ほど日本語と英語を使った意志の疏通ができなかったにもかかわらず、お互いに理解しようとしていなかったこともよくなかった。それで母国であるハワイに帰りました」という。
2007年に解散。その後Microは日本で、Shenはハワイでソロ活動をスタートさせた。Microが電話をしても、Shenは着信拒否。一切連絡をとっていなかったが、Shenから突然電話がかかってきたことが再結成のきっかけになったそう。
当時のことをMicroは「Shenから『子どもが生まれたからぜひ抱きにきてほしい』って連絡があって、もう『すぐ行きます!』って感じで行きました。4年ぶりにShenと目を合わせまして、そして赤ちゃんを抱っこさせてもらい話をしました。その時にShenの奥さんから『Def Techなんてどうでもいい! 2人の仲もどうでもいい! この子のために歌を歌って!』って言われて、そこから再結成することになりました」と経緯を明かした。