お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやが22日、東京・日本武道館で開催された『ONE PIECE FILM RED』(8月6日公開)のワールドプレミアに出席した。

  • 霜降り明星のせいやと粗品

本作の舞台は、世界中が熱狂する歌姫・ウタが初めて公の前に姿を現すライブが行われる、音楽の島・エレジア。彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味たち、そして海賊、海軍、ありとあらゆる世界中のファンが会場を埋め尽くす中、ウタが“シャンクスの娘”という衝撃的な事実の発覚で物語の幕が上がる。

映画オリジナルキャラクターとして原作者・尾田栄一郎氏が描き下ろしたキャラで、ウタの初ライブに参加しているクラゲ海賊団のハナガサ役を演じた粗品とカギノテ役を演じたせいやは、船長・エボシ役の山田裕貴とともにバックステージに登場。全長29mのレッドカーペットを歩いてステージに登壇すると、「野郎ども、準備はいいか」(山田)、「おう!」(粗品・せいや)と決めセリフを披露した。

この日は、麦わらの一味の声優陣が集結。田中真弓(モンキー・D・ルフィ役)、中井和哉(ロロノア・ゾロ役)、岡村明美(ナミ役)、山口勝平(ウソップ役)、平田広明(サンジ役)、大谷育江(トニートニー・チョッパー役)、矢尾一樹(フランキー役)、チョー(ブルック役)、宝亀克寿(ジンベエ役)が並び、それぞれ決めセリフを披露。名塚佳織(ウタ役)、池田秀一(シャンクス役)、津田健次郎(ゴードン役)、谷口悟朗監督も登場した。

『ONE PIECE』の声優陣と並んでステージに立ち、粗品は「コンビで呼んでいただきましてありがとうございます。最高の気分です」と興奮気味にコメント。『ONE PIECE』の大ファンであるせいやは「山田さんの気持ちがわかる」と、同じく同作の大ファンでステージ上で感極まって涙した山田の気持ちを理解し、「僕ら世代は人生の全部、『ONE PIECE』とともに歩んできたので、自分の人生でこんなことがあっていいんかという気持ちで、最初話をいただいたときに、楽屋で叫びました」と喜びを語った。

そして、「台本も読んでないんです。ちゃんと映画館で楽しみたいと。僕もまだストーリー知らなくて、今日すごく楽しみなんです」と完成した作品を見ていないことを明かしたせいや。その後、山田はすでに見たことが明らかになると、サンジ役の平田が「山田くんは見たんだ。霜降りは見てないんだ」とチクリ。ほかの声優たちも「見てないんだ」と乗っかっていじり、せいやは「違います、平田さん! スケジュールが合わなくて」と慌てるも、「一味にいじられているからうれしい。全然嫌じゃない」と喜び、平田は「チクショウ(笑)」と悔しがっていた。