ベンチャーサポートグループは7月20日、「起業・独立」について実態調査の結果を発表した。調査は5月18日〜19日、20代〜50代の男女842人を対象に行われたもの。
まず、1,001人を対象とした事前調査にて、106人が「過去に起業・独立を検討していた(現在は未定)」、736人が「検討したことは一度もない」という結果となった。
過去に起業・独立を検討していた人に、実際には起業・独立に至らなかった理由について尋ねると、「起業に必要な知識が不足していた」が42.5%で最も多く、以下「起業そのものに関する不安が強かった」(38.7%)、「資金調達が困難になった」(35.9%)が続いた。
起業・独立に至らなかった理由が解決した場合の起業・独立への意欲については、11.3%が「とても起業・独立したい」、61.3%が「ある程度、起業・独立したい」と回答。7割以上が前向きな意向を見せた。
次に、これまで起業・独立を検討したことは一度もない人に対してその理由を尋ねてみた。すると、「アイデアがない」が45.5%で最も多く、以下「失敗した時のリスクが合わない」(32.1%)、「安定した職を失いたくない」(30.2%)が続いた。
それらの理由のいくつかが解消された場合については、約3割が前向きに検討したい(「とても検討したい」が4.4%、「ある程度は検討したい」が28.4%)という事が明らかになった。