恋愛の悩みはいくつになっても尽きないもの。今回は恋に悩む人の胸に響く、恋愛に関する名言をご紹介します。
短文・一言のものや、片思いのときに胸に響く言葉、失恋や叶わない恋に悩む人を励ます言葉や告白の勇気が出る言葉、英語の言葉など、さまざまな名言を、偉人の格言や映画のせりふ、ことわざなどから集めました。
きっと恋に悩んでいるあなたの背中を押してくれるはずです。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
恋愛の名言【短文・一言】
嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ(夏目漱石)
日本の代表的な作家の一人で、『吾輩は猫である』『三四郎』『坊ちゃん』などの著者として有名な夏目漱石が残した名言。代表作の一つ『草枕』の一節にこの言葉があります。「嬉しい恋が積もってくると、かえって恋をしていなかった昔が恋しくなる」という意味です。
恋愛経験を積むと、恋愛をしていなかった昔の自分を思い出してなんだか切なくなってしまうこともあるかもしれません。ですが、恋愛を経験したことによって視野が広くなり、昔の自分よりもきっと人間性に深みが増しているはず。
昔の自分を思い出して感傷的な気分になってしまうことがあったとしても、自分に自信を持って嬉しい恋愛をたくさん積んでいけたらすてきですね。
愛は目で見るものではなく、心で見るもの(ウィリアム・シェイクスピア)
『ハムレット』『マクベス』『ロミオとジュリエット』などの世界で愛される作品を残した、劇作家ウィリアム・シェイクスピアの名言で、『真夏の夜の夢』のせりふの一つです。「愛は盲目である」ということを表しています。
相手の目で見えるところだけでなく、目で見えないところも大切にできるのであれば、きっとそれは「愛」だといえるでしょう。
愛とは人生で最もすばらしい生きる力である(パブロ・ピカソ)
世界的に有名な画家の一人、パブロ・ピカソの名言。ピカソは恋愛からインスピレーションを受けて作品を生み出していたといわれています。今も昔も、人々の人生に恋愛が与える影響の大きさは変わりないようです。
人を愛するときは完全に信じることよ(マリリン・モンロー)
女優・モデルとして大活躍した、マリリン・モンローが残した名言の一つ。
相手を信頼していないのに、愛し合うということはできませんよね。愛し合う関係を築くには、まず人としてお互いに信頼できるかどうかが大切です。
長所や短所全てひっくるめて受け入れることができ、相手を100%信頼できて初めて、愛しているということになるのかもしれませんね。
人は尊敬なしに誰かを愛することはできないわ(エリザベス・テイラー)
女優として活躍し、「8世紀のクレオパトラ」ともいわれていたエリザベス・テイラーの名言です。
人として尊敬できない相手に、愛情を与えることはなかなか難しいですよね。お互いが尊敬し合い、足りないところを補い合える関係であれば、愛し合うことができるのではないでしょうか。
恋愛の名言【片思い】
女性が綺麗になる方法は二つあります。「いい恋をすること」と「悪い恋をやめてしまうこと」です(浜尾朱美)
日本のニュースキャスター・エッセイストとして活躍した浜尾朱美の名言。
恋愛は人にとって形はさまざまですが、自分にとっていい恋愛をしている女性は、笑顔が多く毎日キラキラ輝いていて美しい印象ですよね。一方で、悪い恋愛をしている女性は、覇気がなくなり、暗い雰囲気になってしまいがちです。
人生において恋愛することは必要不可欠というわけではありませんが、尊重し合い、お互いの成長をサポートし合えるいい恋愛は、毎日に幸せを与えてくれますよ。
恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う(太宰治)
『走れメロス』『人間失格』などの作品で名をはせた、日本の小説家太宰治の名言。『チャンス』という作品の一節に、この言葉があります。
太宰治は、恋愛はチャンスの有無ではなく、自分の意志次第で成就するかどうかが決まると述べています。確かにいくらチャンスが多かったとしても、自分の意志で動くことがなければ恋愛が成就することはないですよね。また、意志を持って行動すれば自らチャンスを作り出すこともできます。
「チャンスがないから恋愛がうまくいかない」「チャンスがなくて片思いなのがつらい」と悩んでいる方は、まずは意志を持って行動することから始めてみてはいかがでしょうか。
別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます(川端康成)
日本を代表する小説家の一人で、ノーベル文学賞も受賞している川端康成が残した名言。『掌の小説』という小説集の作品の一つである、『化粧の天使達』の一節で記されています。教えた花が毎年咲く度に別れた彼に自分を思い出してもらえる、という切ない一途な思いを感じられる言葉です。
片思いをしている相手の心に残るような何かを共有できたら、たとえ恋が叶わなかったとしても、相手にとって特別な存在になれるかもしれません。
誰かを愛して誰かを失った人は、何も失っていない人よりも美しい(映画『イルマーレ』より)
映画『イルマーレ』で出てくる言葉です。
たとえ恋が叶わなかったとしても、人のことを好きになりその人を思ってうれしくなったり苦しくなったりした経験は、自分の今後の人生を輝かせてくれます。片思いや失恋の経験を糧に前向きに毎日を過ごしていれば、すてきな出来事が舞い降りてくるはずです。
恋愛の名言【告白の勇気が出る言葉】
蒔かぬ種は生えぬ(ことわざ)
種を蒔かなければ何も生えてこず、収穫もないということから、何もしないでは良い結果は得られないということを表すことわざです。
恋愛においても、好きな人のことを、じっと見つめているだけでは何も得られません。自分から行動を起こさないと時間だけが過ぎていってしまい、その間に相手に恋人ができてしまう可能性も。
勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。
最善を尽くしたことを後悔した人は誰もいない(ジョージ・ハラス)
これは、元アメリカンフットボールの選手で、NFLシカゴ・ベアーズの創設者として知られるジョージ・ハラスの名言です。
スポーツ選手の言葉ではありますが、きっと恋愛にも同じことが当てはまるでしょう。
例えば片思いをしているときは「告白して振られたらどうしよう」と不安になることがあるはずです。しかしこの名言には、どのような結果になろうと自分を出し切れば、後悔することはないという見解が示されています。
逆に告白せずにいたら、後悔する日が来てしまうかもしれません。
恋愛の名言【失恋・叶わない恋】
被害者ではなく、人生のヒロインでありなさい(ノーラ・エフロン)
アメリカの脚本家・映画監督であるノーラ・エフロンが残した名言です。
たとえ失恋して苦しくても、それを糧にして前向きに考えてみませんか。
自分の人生を生きることができるのは、自分一人だけです。失恋をはじめ、時にはつらいことや苦しいこともありますが、一度きりの人生を悲観的に生きるのではなく、自分が主役だと自信を持って生きていきましょう。
失敗したからって何なのだ? 失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか(ウォルト・ディズニー)
アニメーター・実業家の、ウォルト・ディズニーの名言です。彼は言うまでもなく、ディズニーランドや、ディズニー映画の生みの親です。
ディズニーのこの不屈の精神は、恋愛にも当てはめることができるでしょう。
失恋をしたからといって、人生が終わったわけではありません。自分を労わって元気を取り戻したら、また新たな恋に挑戦すればいいのです。
真剣だからこそ、ぶつかる壁がある(松岡修造)
元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんの名言です。松岡修造さんはポジティブな発言が有名で、力のある言葉に勇気がもらえます。
悩めば悩むほど、苦しく悔しい思いをしますが、それは真剣だからこそ感じる思いであると松岡さんは言います。それは恋愛にもあてはまるはずです。
恋愛や人生で苦しいことがあったときはこの名言を思い出し、「悩んでいるのは、真剣に向き合っている証しだ」と自分を褒めてあげてください。
失敗しなくちゃ、成功はしないわよ(ココ・シャネル)
フランスのファッションデザイナーで、世界中から愛されているブランドであるCHANEL(シャネル)の創設者であるココ・シャネルの名言です。
人は失敗から学び、成長していきます。失敗を経験し、「何が原因で失敗したのか」「どこをどうすれば失敗しなかったのか」ということを明らかにしていくことで、成功へと近づくことができます。これは恋愛でも同じことです。
たとえ失恋をしたとしても、どうして叶わなかったのかを振り返り、次に生かしていきましょう。
人生は、後ろ向きにしか理解できないが、前を向いてしか生きられない(キルケゴール)
セーレン・オービュエ・キルケゴールは、デンマークの哲学者・神学者であり、実存哲学の先駆者として知られています。
彼は「後悔をしても過去を変えることはできない。人生を肯定的な視点で理解し、前向きな態度で捉えるべきだ」と主張していると考えられます。恋愛にもこの考え方を生かすことができます。
過去の失恋から学びを得ることは大切ですが、いつまでもとらわれることなく、未来を前向きに考えながら現在を生きることが大切です。
恋愛の名言【男女の関係】
男女が愛し合う。それはまず、いつも理解し合うことから成立するものだと思うの(オードリー・ヘップバーン)
『ローマの休日』の主演女優として世界的に有名な、イギリスの女優オードリー・ヘップバーンの恋愛に関する名言。
男女で価値観や考え方は異なることが多いです。たとえ共感することができないとしても、理解し尊重し合うことができているのであれば、それはきっとお互いに愛があるからではないでしょうか。
お互いに理解し尊重し愛し合えるような相手と、一緒に人生を歩めるとすてきですね。
幸福な結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である(大庭みな子)
日本の小説家大庭みな子の名言です。
お互いに相手がいないと生きていくことができないから結婚しているのではなく、お互い自立しており一人でも生きていける状態でありながらも結婚生活をしているのであれば、それは本当に愛し合っているからこその結婚だといえるのではないでしょうか。
結婚するにしてもしないにしても、自立して自分の足で人生を歩むことは大切です。
人は、人を愛していると思い込み、実は自分自身だけしか愛していない場合が多い(瀬戸内寂聴)
日本の小説家・尼僧で、波乱万丈な人生を歩んだ瀬戸内寂聴の名言の一つ。
恋愛をしていると、相手といざこざが生じたときに「相手のためを思っての行動だったのに、どうして分かってくれないのか」と不満に思ったことはありませんか。
そんなときに一度考えてほしいのが、「本当に心の底から相手を思っての行動なのか」ということです。相手のためと思いながらも、実は自分のエゴを押し付けていたということも少なくありません。
女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である(芥川龍之介)
『羅生門』『鼻』などの著者として有名な芥川龍之介の名言で、随筆『侏儒の言葉』にこの言葉が記載されています。
男女関係なく、恋愛を人生に彩りを与えてくれる大切なものとして考える人は少なくないでしょう。時には、恋愛している中で嫉妬などの感情が生まれて、トラブルを起こしてしまうこともありますが、恋愛をしているからこそ芽生える感情を楽しめたら充実した毎日を過ごせるのではないでしょうか。
恋愛の名言【深い愛の言葉】
愛することとは、ほとんど信じることである(ユゴー)
『レ・ミゼラブル』の作者であるユゴーの言葉です。
「最近恋人からの連絡が減った。嫌われてしまったのではないか」「恋人のSNSに仲良さげにコメントしていた人は、浮気相手ではないか」など、あなたが落ち込んでいる事柄は、もしかするとあなたの思い過ごしかもしれません。
恋人を信じて、前向きに考えてみるのもいいのではないでしょうか。
ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ(ウィリアム・シェイクスピア)
『ロミオとジュリエット』などで有名なイギリスの劇作家、詩人のシェイクスピアの言葉です。
ハマり過ぎると、その人しか見えなくなってしまい、考えすぎてしまうものです。そういった中で、感情に振り回され、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
もう少し肩の力を抜いて、相手に依存し過ぎないことも大切なのかもしれません。
結婚は人生の墓場(シャルル=ピエール・ボードレール)
フランスの詩人シャルル=ピエール・ボードレールが残した名言です。
「結婚は人生の墓場」という言葉は、結婚すると特に男性側がさまざまな制限を受けて窮屈に感じるため、墓場に入っているも同然という意味で、マイナスなイメージの言葉として広まっています。
しかし本来の意味は「自由な恋愛をするのではなく、墓のある教会で、愛するたった一人の人と結婚しなさい」といったものなのです。
悲観的なイメージは誤訳から来たものといわれており、本当はたった一人を愛し、一生を添い遂げていくことを誓おうという、幸せな結婚観を表しています。
恋愛の名言【英語】
You never know, maybe that's the day she has a date with destiny. And it's best to be as pretty as possible for destiny.(ココ・シャネル)
世界中で愛されているブランドであるCHANEL(シャネル)の創設者、ココ・シャネルの名言の一つ。「その日、もしかしたら運命の人に出会えるかもしれない。その運命のためにも、できるだけかわいくあるべきだ」という意味です。
恋はいつどこで始まるのか分かりません。恋が始まるきっかけは、意外と身近にあるものです。毎日おしゃれを楽しんで過ごしていれば、すてきな出会いにも恵まれるかもしれませんよ。
The love that lasts the longest is the love that is never returned. (サマセット・モーム)
イギリスの小説家・劇作家である、サマセット・モームの名言。「最も長く続く愛は、報われない愛である」という意味の言葉です。
片思いなどの叶わない恋をしているとつらい思いや苦しい思いもたくさんしますが、自分が相手を思い続けている限り、恋しい気持ちやいとおしい気持ちを味わい続けることができます。「片思いをしているときが一番楽しかった」という人が一定数いるように、相手を思って切なくなったり苦しくなったりする経験は、今後の人生にとってもかけがえのないものになることが多いです。
片思いだからこその経験を楽しんで、毎日を過ごせたらすてきですね。
You get one little bump in the road and give up? (映画『メリーに首ったけ』より)
キャメロン・ディアス主演の映画、『メリーに首ったけ』に登場するせりふで、「ちょっと障害があったからってもう諦めるの?」という意味です。
恋愛にはハプニングがつきものです。そんなハプニングを乗り越えていくことこそが、恋愛の醍醐味(だいごみ)なのではないでしょうか。
片思いなどで苦しくなったとき、このせりふを思い出してみてくださいね。
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今回は恋愛の名言をご紹介しました。
この記事を読んでいる方は、つらい片思いや切ない恋で苦しんでいるのかもしれません。しかし、たとえ苦しい恋愛をしていたとしても、その経験は今後の人生にインスピレーションを与えてくれるはずです。
今回ご紹介したような恋愛の名言を心に留めて、今だからこそできる自分自身の恋愛をぜひ精いっぱい楽しんでくださいね。