アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が8月12日(19:30~)に放送されるNHK総合の特番『#あちこちのすずさん』に出演する。
80年前の太平洋戦争を生き抜いた映画『この世界の片隅に』の主人公・すずさんのような人たちを探す「#あちこちのすずさん」プロジェクト。ウクライナで戦争が続く今年は、“戦火の中の暮らし”や“分断された家族”など、戦争が生み出す様々な現実を目にしたり考えたりする時間がいつになく増えているということで、「戦争が“身近”になって……そして」というテーマに決定した。ゲストには伊野尾、片渕須直監督、千原ジュニア、黒柳徹子、池田エライザを迎える。
VR 空間に再現した「すずさんの家」に現代の若者がアバターとなって飛び込み、戦争中の暮らしを体感。さらに当時の若者たちを描いたアニメ作品を見ながら「現代の私たちと何が違うのか? 同じなのか?」「戦争の何が問題なのか?」、戦争体験者やウクライナの方たちと語り合う。
出演者のコメントは以下の通り。
■片渕須直 監督
世界中から戦火が絶えることがないのは悲しむべきことなのですが、今年は特にウクライナでの戦争で、それまでふつうの生活を営んでいた人たちが、突然戦火の中に投げ込まれてしまった姿が、SNSなどを通じて目の当たりにされてしまっています。80年近く前の戦争がどんなものだったのかも含めて、「『戦争』が自分の身の回りにやって来る」とはどういうものなのか、感じていければと思います。
■千原ジュニア
毎日のように戦争の報道がある中で例年以上に、この番組を放送する意義があるのではないかと感じております。皆さんと一緒に戦争というものについて、深く向き合うことができればと思っております。
■伊野尾慧
僕が「#あちこちのすずさん」に参加し始めて今年で4年目。たくさんの戦争体験者にお会いしてきたけれど、生きた人の分だけドラマがあって、それぞれ全然違うことにいつも驚かされます。今年は“戦争は他人事だ”と言いにくい状況になっているけれど、じゃあ僕は自分なりに戦争をどうとらえればいいのか? 皆さんの生き方をヒントに考えたいです。
■池田エライザ
未来を彩る学生たちと、未来を守る私たち。なかなか語り合えない戦争のこと。もっと話し合いたい戦争のこと。世代もルーツもそれぞれな私たちが学んだ先にはどんな言葉が生まれるのか、どんな希望が生まれるのか、と考えると今からドキドキします。