有料動画配信サービスの米Netflix (ネットフリックス)は、第2四半期(2022年4月から6月まで)の決算を発表。その中で、約97万人の会員を失ったことを報告した。前四半期(2022年1月か3月まで)で予測していた200万人の会員数減少よりは損失を抑えたと説明している。

有料動画配信サービスの米Netflix (ネットフリックス)は、第2四半期(2022年4月から6月まで)の決算を発表。その中で、約97万人の会員を失ったことを報告した。前四半期(2022年1月か3月まで)で予測していた200万人の会員数減少よりは損失を抑えたと説明している。

  • ネットフリックスが会員数97万人減、2期連続の減少 - 巻き返し策に広告付き低価格プラン

    今後は低価格の広告付きプランなどで会員増を見込んでいる

同社は、前回発表の第1四半期(2022年1月か3月まで)決算においても、20万人の会員数減少を報告しており、当時これが10年ぶりの会員数減少となったことから注目されていた。今回の会員数減では米国市場での減少が大きく、急速なインフレを背景とした節約志向の高まりや、競合サブスクサービスとの競争激化が影響したと見られている。

なお同社は、第3四半期(2022年7月から9月まで)には、100万人の会員数上昇を見込んでいる。2023年初頭には、Microsoftをパートナーとして、広告付きの低価格プランを提供する予定で、会員数減少の原因のひとつともされる家庭内でのアカウント共有に関しても、有料共有プランのテストを実施するなど、巻き返し策を進めている。