映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(7月29日公開)の完成披露舞台挨拶が20日に都内で行われ、道枝駿佑、福本莉子、古川琴音、松本穂香、亀田誠治(映画音楽)が登場した。
同作は一条岬の同名恋愛小説の実写化作。眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透(道枝)の儚くも切ない、記憶にまつわる愛の物語となる。
この日は25日に20歳の誕生日を迎える道枝のために、フォトセッション前に観客がサプライズで夕焼け色=オレンジのサイリウムを振り、福本がケーキを持って登場する。道枝は本気で驚いた様子で「ライブ始まるのかなと思った。ありがとうございます!」とお礼を言った。
福本が「私がいないことに対してどう思った?」と尋ねると、道枝は「(メイク)直し中かなあと思って」と苦笑。映画のクランクアップ時には道枝からサプライズを仕掛けられたということで福本は「今日は逆にやり返してやりました」と喜ぶ。
道枝は改めて「20歳かと思うと、これからもっとしっかりしていかないといけないなと思いますし、大人になっていくにつれて、いろいろと考えることも増えると思うので、しっかりと考えながら、これからも頑張っていけたらいいなと思いますね」と抱負を述べる。それに対し、周りの先輩方は「10代だったの? という感じです。本当に落ち着かれて、しっかりしてるから。今から20歳なんだと驚きです」(福本)、「道枝くんが10代って知らなくて、撮影中に『あたし、こういうお酒好きなんだよね』みたいな話しちゃったことあります」(古川)とそれぞれコメントも。
姉役の松本は「自分の心と体を1番大切に、いろんな素敵な人と出会って、とにかく幸せでいてください」と本当の肉親のようなメッセージ。亀田は「いいことしかないね、ここから先。僕は赤いちゃんちゃんこ(還暦)が見えているので、本当にうらやましいし、いいことがたくさん待っていると思います」と祝福の言葉を贈っていた。