口や喉の細菌を殺したり増殖を防いだりする錠剤「トローチ」に空いている穴の理由が、ネット上で「知らなかった」「笛ラムネみたいにスーってする為じゃなかったのか」と話題となっている。

話題となっているのは、喉の痛みや、腫れに効果的な錠剤である「トローチ」のカタチだ。「トローチ」といえば、円形で、真ん中に穴の空いた、ドーナツのような形状をしている。真ん中の穴に息を吹き込んで、笛ラムネのように吹いたことがある人もいるかもしれない。しかし「真ん中に空いた穴」には、重要な理由があるという。

  • 「笛じゃなかった」 トローチの真ん中に穴が空いている理由、知ってた?

    日清薬品の公式サイトにある「トローチ」の説明。なるほど、どんな形にも考え抜かれた理由があるのか

トローチの製造メーカーの1つである日清薬品の公式サイトには、次のような記載がある。トローチになぜ穴が空いているのかに対して、「気道の確保(窒息防止)です。誤って飲み込んで気管支に詰まり窒息死する事故が多発したため、空気の通り道として穴を空けることで呼吸ができるようにしています」とある。

「トローチ」は、口の中や喉の細菌を殺すため、噛み砕いて飲み込まず、7~8分程度舐めて溶かすことを推奨されている。そのため、誤嚥して気道が塞がるのを防止するための穴が空いているのだそう。

ネット上では「知らなかった」「なるほど。知らなかった。全ての事に意味があるのね。」「笛ラムネみたいにスーってする為じゃなかったのか」などの声が寄せられた。