バッファローは7月20日、「Wi-Fi 6E」の名称で国内導入の検討が進む、6GHz帯無線LANに対応したルータ新製品の発表を予告した。同日公開されたティザーサイトでは新製品のシルエットを掲載。Wi-Fi 6E対応でトライバンドの無線LANルータを、近日発売するとしている。

  • バッファローが公開した、Wi-Fi 6E対応ルータ新製品のティザーサイト

Wi-Fi 6Eは、IEEE802.11axで使われる周波数帯域を増やし、現行の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、6GHz帯の利用を予定するWi-Fi 6の拡張規格。国内では現在、総務省により導入の審議が進んでいる。海外では米国や英国、韓国などいくつかの国でWi-Fi 6Eの認可が下りており、製品も各市場に投入されている。

国内でWi-Fi 6E向けに使う予定の周波数帯は、5925~6425MHzの500MHz幅。Wi-Fi 6E対応端末と組み合わせることで、Wi-Fi 6より高速かつ大容量の通信が可能となる。なお、国内ではNECプラットフォームズの無線LANルータ「Aterm」からも、Wi-Fi 6E対応ルータの登場が予告されている。

6GHz帯のチャネル配置

  • 20MHz幅以下:20MHz毎・24チャネル
  • 20MHz幅を超え40MHz幅以下:40MHz毎・12チャネル
  • 40MHz幅を超え80MHz幅以下:80MHz毎・6チャネル
  • 80MHz幅を超え160MHz幅以下:160MHz毎・3チャネル
  • 総務省が4月19日に公開した資料「6GHz帯無線LANの技術的条件(案)」