MFSは7月20日、住宅ローンの借り換えに関する調査結果を発表した。2022年4月1日~7月15日の期間に借り換えサービスを申し込んだ「モゲチェック」ユーザー4,333人を対象に、借り換えメリット額や借り換えのきっかけなどを分析した。
借り換えメリット額、「100万円以上」は5割弱
申込み月別に住宅ローンの借り換えメリット額を調べたところ、「なし」は26~28%、「50万円以下」は15~18%、「50~100万円」は13~18%、「100~200万円」は17~18%、「200~300万円」は9~10%、「300万円以上」は13~18%となり、借り換えメリット額が100万円以上の割合は5割近くを占めた。
変動金利ユーザーの金利分布をみると、「0.5~1.0%」が最多(55~63%)。次いで「1.0~1.5%」(20~27%)、「1.5%以上」(12~14%)、「0.5%以下」(4~5%)と、1%以上のユーザーが4割以上いることがわかった。
借り換えのきっかけを聞くと、1位「ローン返済票の通知を見て返済額が気になったので」(29%)、2位「友人の話やネットでニュース報道で借り換えの話題になっていたので」(25%)、3位「物価の上昇が気になったので」(21%)、4位「金利が上昇し始めているので」(16%)となった。
同調査では、「円安やウクライナ情勢を背景とした物価高が続いており、生活防衛の意識が高まっています。今後も物価上昇が予想されることから、借り換えユーザーは今後も増えると予想しています」と分析している。