KDDIは7月19日、スマホ講師に必要な知見を地域住民に伝えてスマホ講師を育成するプロジェクトを開始した。第1弾として、高知県の委託事業を受託する形で、高知県四万十町と連携してスマホ講師の育成を行う。
KDDIはこれまで、デジタルデバイドの解消に向けてauショップでのスマホ教室開催などの取り組みを行ってきた。今回のプロジェクトで講師を育成した後は、本プロジェクトで連携する自治体と協議を進め、スマホに関する悩み事を相談できるスマホよろず相談所の運営支援を行い、自治体が設置するスマホよろず相談所へ育成したスマホ講師を配置し、いつでも気軽にスマートフォンの使い方を相談できる環境を整備するという。
スマホ講師の育成は、これまでauショップのスマホ教室や高知県日高村で実施した「村まるごとデジタル化事業」で培った知見に基づくプログラムによって行う。1日ずつ2回の講習を受講し、10月2日/10月3日の両日に予定されている学科試験・実技試験に合格するとスマホよろず相談所への常駐や自治体主催のスマホ教室の講師を務めることが可能となる。
対象は広く住民に声がけをするとしており、地域おこし協力隊/青年団/四万十公社/高校生などが参加する予定という。四万十町での講師は、合同会社ショープロジェクトに所属するお笑いコンビ「あつかんドラゴン」のおだち氏が務める。同氏は先述の「村まるごとデジタル化事業」においてデジタル活用支援アドバイザーとしても活動している。