楽天グループは7月19日、ポイントプログラム「楽天ポイント」の累計発行ポイント数が3兆ポイントを突破したと発表した。近日中に記念キャンペーンの実施も予定しており、詳細は特設サイトで後日告知される。
楽天ポイントは、楽天市場、楽天カード、楽天モバイルなどの各種サービスや提携加盟店で貯められる共通ポイント。2002年11月にスタートし、20周年を目前にして累計3兆ポイントの大台に乗った。
過去の節目を振り返ると、1兆ポイント達成は2017年7月、2兆ポイント達成は2020年9月、2.5兆ポイント達成は2021年8月。20年の長い歴史のなかでも、ここ数年で急速に勢いが増していることが分かる。
楽天カードや楽天モバイルを入口とした会員数の増加も理由のひとつだが、会員1人あたりの平均獲得ポイント数も2019年から2021年にかけて約1.4倍に増えている。通算10万ポイント以上を獲得した会員も750万人いるという。
平均獲得ポイントが増加傾向にある背景としては、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」のような大型セール企画が恒例化していることに加え、70以上のサービスから成る楽天エコシステム(楽天経済圏)による効果も大きい。エコシステム内のサービスを使うごとにポイント付与率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)を筆頭に、日常利用するサービスを楽天にまとめることでユーザーにとっても得になる仕組みが構築されている。