日産自動車はコンパクトSUV「キックス」のマイナーチェンジを実施した。改良型は力強さや静かさが進化した第2世代「e-POWER」を搭載。新たに4WDモデルを追加し、落ち着いたブラウンの内装などが特徴の新グレード「スタイルエディション」も新たに設定する。

  • 日産「キックス」

    日産「キックス」がマイナーチェンジ

新たに搭載する第2世代「e-POWER」はモーター出力が約5%、最大トルクが約7%向上。低速走行時のエンジン始動頻度を低減させたことにより、静粛性も向上している。燃費はWLTCモードで23km/Lでマイチェン前に比べ約6.4%上がっている。

今回のマイチェンでは4輪の駆動力を電気の力で緻密に制御する電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」採用モデルを追加した。

安全面では「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント ルームミラー」などの先進技術を上位グレードに標準装備。また、コンパクトSUVで初(2022年5月、日産調べ)となる「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全グレードで標準装備とした。

デザイン面ではセンターコンソールとシフトレバーを一新。「ツートーンインテリアエディション」には現行のオレンジタンに加え、新たにベージュを追加した。

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  • 「キックス」のインテリアカラー。左からブラック、オレンジタン、ベージュ

新グレードの「スタイルエディション」は落ち着きのある深いブラウンを基調とする内装、ダーククローム調のグリルフィニッシャーなど、内外装ともシックな装いだ。

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    「スタイルエディション」の内装

キックスの価格は2WDが279.4万円~301.84万円、4WDが306.13万円~328.13万円。