タレントのマツコ・デラックスと有吉弘行が、15日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週金曜20:00~)に出演。現代における“若者の恋愛観”について持論を語り合った。

マツコ・デラックス

この日の放送では、「常人が習得できるようなリアルなスペックを得られるなら、どんな能力が欲しい?」という質問を紹介。“一日限りのスペック”と仮定して考え始めた有吉は、「本当にやましいことしか思いつかない……」と苦笑い。「そうね。テレビで言うようなことじゃないことしか思いつかない」と同意したマツコも、「ものすごいきれいな女になって、逆ナンしたい」という願望を打ち明けた。

続けて、有吉が、「世界一モテるような人がいてもさ、今のこのご時世じゃ、あんまり魅力感じないんだろうね」とモテスペックについて言及すると、マツコも、「確かに、モテっていうものの地位が下がってきてるよね」と納得の表情。「20代独身男性の約4割がデートをしたことがない」という令和4年版男女共同参画白書の調査を受け、「あれって、別に奥手なわけでも、興味がないわけでもなくてさ。その優先順位が下がってるんだよね。多分ゲームだったりとか、YouTubeだったり、TikTokだったり、全部やってたら、それでなんとなく幸せで。お金かかる恋愛をわざわざしようなんて思わないんだろうね」と冷静に分析した。

さらに、マツコは、「前ほど、“これが流行ってます”とかもなくなったよね。“この洋服が流行ってます”とか、“この髪型が流行ってます”とかも聞かないよね。あれって、モテの部分がデカいじゃない? だから本当に優先順位が下がってるんだろうね」とコメント。「だとすると、欲しい能力って何? 私ら世代は、すぐモテの方に行っちゃうんだけど……」と考え込むと、有吉も、「そっちのスケベ系の願いしか思いつかないんだよな。我々は」と同調し、マツコは、「私たちもまだ元気ね。この世代って。優先順位にまだスケベが出るっていうのは、まだまだ元気よ。今の若い子は、スケベが一位じゃないのよ」と話していた。