ミュージカル『流星の音色』の製作発表記者会見が16日に都内で行われ、京本大我(SixTONES)、真彩希帆、内海光司、新妻聖子、松竹 専務取締役 山根成之氏が登場した。
同作は滝沢秀明演出による松竹のオリジナルミュージカル。幻想的な世界観の中、1年に1度だけ橋が架かる2つの星を舞台に、初めての恋と悲劇が描かれる。
主演の京本は挨拶を始めつつも「噛んじゃいました」と苦笑し、「緊張しているか」という質問には「並んで会見させていただくというのも初めてなのと、いつもメンバーの後ろに隠れて、ずっとこういう場を乗り切ってきたので、座長としていなきゃいけないってことにもちょっとプレッシャーを感じております」と答える。
今回は滝沢が初のミュージカル演出を手掛けることも話題で、京本は「僕は滝沢くんの半生を描く『One!』(『One!-the history of Tackey-』)という舞台で、滝沢くんの少年期役をやらせていただいたのが初舞台だったんです」と振り返る。「そういったご縁もあり、『滝沢演舞城』『滝沢歌舞伎』と7回出させていただいて、女方や時代劇、歌唱シーンと色々なチャンスをいただいて、自分としても舞台人としても色々な経験を積ませていただいたので、感謝しかなくて。今『滝沢歌舞伎』をSnow Manが引き継いでますけど、僕もいつか滝沢くんに、恩返しと言ったら早いかもしれないけど、新橋演舞場で座長として大きく帰ってこれたらなという夢をぼんやり描いていた中で、こんなに早く新橋演舞場で滝沢くんが演出で舞台に立たせていただけるという機会をいただけたことは、すごい光栄なこと、僕としてはめちゃくちゃびっくりしたことです」と驚きを表した。
さらに京本は「『少年たち』や他の作品でもたくさん演出していただいてますけど、今回稽古場でより信頼感がある。間違いなく導いてくださるので、安心感のもとやらせいてただいて、毎日稽古を積んでますけど、これは間違いなくキュンキュンしていただける素敵な作品になるなという確信が日に日に増しております」と自信を見せた。
今作では楽曲も京本が手がけており、テーマソングの制作日数を聞かれると「嘘みたいな話で言うのも恥ずかしいんですけど、音楽担当が決まった日にテーマ曲は決まりました」と驚きの発言。「滝沢くんとメールでやりとりしていた時に、突然『大我、音楽やってみたら?』という言葉をいただいて、『ぜひ担当したいです』と。音楽を作るのが好きなので即答したら、『なるはやでテーマ曲を仕上げてほしい』ということで、僕はちょうど1人で家にいたんですけど、なんとなくお酒を嗜みながら、遊び半分で作ってみようと思って、その日の夜にピアノを触ってみたらいい感じのワンコーラスができたので、弾き語りで録ったボイスメモを送ったら『これでいこう』といただいて」と経緯を説明する。「詞を書くのは台本が出来上がってじゃないとわからなかったので、台本を読み込んでから」だったというが、SixTONEのツアーと並行しながらも約7曲を仕上げた。
ヒロインを演じる真彩は「京本くんが作った曲でデュエットをさせていただいたりするんですけど、京本大我さんの人柄を感じます。作り出すものには人の心が出るなと思うので、すごく美しい曲で、『こういう曲を書く人なんだな』というのが最初の印象でありましたし、実際に歌ってみると、ソロで歌うところとデュエットで歌うところと表情が違うので、作り込めば作り込むほど変化していくのか楽しみです」と印象を語る。
新妻は京本の手掛けるパートは歌う機会がないというが「私は海の星の王子(京本)との様子を窺い知ることが全くできなくて、今度初めて通し稽古があるんですが、そこで初めてちゃんと曲も詞も聞かせていただくので、楽しみにしています」と期待。
内海は「バリエーション豊かな曲ばかり。(自身の演じる)王様をイメージした曲はロック調で、そういうのもありかと思ったり。僕が感じたのは『彼はロマンチストだな』ということで、曲を聞いてても彼の持ってる優しさだったり透明感だったりが表れているなと感じます」と絶賛する。京本自身についても「佇まいというんですかね。繊細さみたいなことも含めてロマンチストだと感じます。結構シャイでしょう?」と指摘しつつ、「キラキラして、アイドルだなと思って……」と語っていた。
東京公演は新橋演舞場にて8月2日~17日、名古屋公演は御園座にて8月21日~28日、京都公演は南座にて8月31日~9月4日、広島公演は広島文化学園HBGホールにて9月8日~9日。