フリーアナウンサーでタレントの宇垣美里が、13日にABEMAの「ABEMA NEWSチャンネル」で配信された報道番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~23:00)に出演し、視線によるハラスメント“見るハラ”について語った。

  • 『ABEMA Prime』に出演した宇垣美里 (C)AbemaTV,Inc.

この日、他者から向けられる視線によるハラスメント、通称「見るハラ」を特集。性的な視線と感じて不快感や恐怖心を抱く人がいる一方で、「自意識過剰では?」などと理解されにくい現状を考えた。

番組MCを務める宇垣は、「嫌な気持ちになる人がいることは理解できる。性的な意味がなくても、知らない人がずっと見てきたら恐怖を感じるし、それが好意の視線だとしても『なんで見ているの?』と疑問に思う」とした上で、「どこから“見るハラ”なのか? となると、境界線が難しい」と冷静に分析。

「見てしまうこと自体は止められないと思う。だけど長時間見ることは失礼だと分かって欲しい」とも呼びかけ、「私はボーっとしているので、見られていることに気が付かないこともあるけど……。知らない人に長い間見られるのは気持ちの良いことではない」と自身に置き換えた。

また、「街中で宇垣さんがいたら、ファンの方は嬉しくなって見てしまうのでは?」という質問を受け、「以前、海外の空港でたまたま日本の有名人を見かけた。その時に私は『きっと疲れているだろうから、私たちがいることで気をつかわせたら申し訳ない』と、友だち全員で知らない顔をして、見ないようにした。それが気遣いなのかな? と個人的に思った」と実体験も告白。「こうやって『これが嫌なんだよ』と話題にすることで、自身の振る舞いを改めるかもしれないし、周りの人が『それってダメらしいよ』と声を掛けるかもしれない。社会はそういう風に一歩一歩良くなっていくものだと思う」と締めくくっていた。