アルカリイオン整水器「TK-AS47」等を展開するパナソニックはこのほど、7月11日の「アルカリイオン水の日」に際して、「夏の胃腸の不調」をテーマとした調査を実施し、結果を公表した。
同調査は2022年6月8日〜6月9日、予備調査(1,993名)において「毎年夏の時期に、胃もたれ、胃の不快感、お通じの悩みのいずれかを感じる」と答えた全国の20〜40代男女500名(有効回答/性年代別に均等回収)を対象に、インターネット調査にて実施。調査主体はパナソニック、実査委託先は楽天インサイトだった。
主に暑さの影響で、さまざまな体調不良が懸念される夏のシーズン。熱中症対策への関心は近年大きく高まっているが、夏の困りごとは多岐にわたると言える。その中でも今回は、「夏時期の胃腸の不調」について調査を行った。
はじめに予備調査として、夏の時期に胃もたれ、胃の不快感、お通じの不調を経験したことがあるかを調べたところ、20〜40代の男女の約4割の人が、毎年夏にいずれかの胃腸の不調を感じている(36%)ことがわかった。これをふまえ、今回は夏に定期的に胃腸の悩みを感じると答えた男女500名に調査を行っている。
調査対象者が毎夏感じている胃腸の不調としては、「胃の不快感」(38%)が最も多く、「お通じの悩み」(33%)、「胃もたれ」(29%)が並んだ。
これらを感じる頻度としては「週に2〜3回程度」がいずれの不調でも3割を超えて多かった一方で、「お通じの悩み」は「週に6回以上」(11%)を含めて、週に4回以上感じる人が他の2つの悩みよりも多くなっている。また、約6割が「夏は胃腸の不調を特に強く感じる」(63%)と回答している。
こうした胃腸の不調を感じるシーンを調べたところ、「食べ過ぎたとき」や「ストレスを感じたとき」といった生活面での要素に回答が集まった。同時に、不調別に差が出たものとして、胃もたれは「気温が高いとき」(36%)、胃の不快感とお通じの悩みは「エアコン・クーラーで冷えたとき」(胃の不快感:31%、お通じの悩み:29%)など、夏ならではと言える原因も上位に挙がっている。
続いて、夏の胃腸の不調が、気分と行動に与える影響についても調査した。
夏の胃腸の不調の影響としては、実に90%が「気分への影響を感じる」、93%が「行動への影響を感じる」と回答。具体的な気分への影響としては、「何事にもやる気が出ない」(48%)、「仕事に集中できない」(45%)、「出かけるのがおっくうになる」(42%)が上位に挙がっている。また、行動については、「疲れやすくなる」(63%)が最も多く、「食欲がなくなる」(48%)や「寝つきが悪くなる」(37%)が続いた。
さらに、「胃腸の不調により、夏ならではのイベントが楽しめなかった経験はありますか?」と聞くと、約6割が「ある」(62%)と回答。加えて、2人に1人が、そのために「夏ならではのイベントへの参加を見送ったことがある」(50%)こともわかった。
実際の体験談として、「夏は胃もたれする回数が多く、夏ならではのバーベキューや焼き肉を楽しみたくても、胃のことを考えてセーブしてしまいあまり楽しめない」(36歳・女性)といった、不調を気にするあまり思いきりイベント等を楽しめないという声が数多く集まった。
同時に、「胃腸の不調でトイレが近くなり、花火大会でせっかく場所取りをしたのに、トイレの列に並びながらメインの花火を見ることになってしまった」(27歳・男性)など、せっかくの機会に残念な思いをしている人もいるようだ。
ほかに、「外で胃の不調を感じたとき、緩和するためにお腹を温めたいものの体自体は暑いので、冷やすのも温めるのも苦痛」(23歳・女性)など、夏ならではの胃腸の不調の苦しさに関するエピソードも多く見られ、その影響の幅広さが垣間見える。
こうした夏の胃腸の不調の対策としては、「睡眠」(36%)や「休息をとる」(36%)、「体を冷やさない」(33%)、「水分摂取」(31%)などが上位に挙がった。
ただし、多くの人が対策をとっているにもかかわらず、84%もの人が「対策がその場しのぎになっている」と感じていることも判明。 また、多くの人が「対策が十分にできていない」(82%)と自覚しているようだ。
ちなみに、こうした胃腸の不調について、夏以外でも感じるかを聞くと、約8割が「1年を通して胃腸の不調を感じる」(76%)と回答。そのためか、約8割の人が「簡単に対策できる方法を探している」(79%)ことも明らかになった。