猫が怖がったり驚いたりするときに、背中を丸めて威嚇する「やんのかステップ」。必死に威嚇しつつもなんだか可愛らしい姿はSNSで度々話題になりますが、映像玩具や視覚玩具の開発・研究を趣味で行っている「シカクガング(@shikakugangu)」さんが「酔った勢いで作った」というあるおもちゃの動画が話題になりました。

  • (@shikakuganguより引用)

紙に描かれた猫と紙の筒、そして針金というシンプルな作りですが、動かしてみると……

ゆるゆると始まったとおもいきや、想像を超える激しいステップのこの動画、31.9万件のいいね、512万回以上の再生数と大きな反響を呼んでいます。

「やんのかステップのやつや」「やんのかステップマシーン……!!」と猫の動きを思い出す方や、「酔った勢いでとんでもなく素晴らしいもの…」「なんてバカバカしいんだ……めっちゃ元気出た」「何故かすごく欲しい……一日見てられる自分がいる。」と心惹かれる方も続々。なかには「作り方教えてください笑笑」というコメントも。

シカクガングさんによると、構造は至ってシンプルだそう。でも、猫を描いた紙が倒れないように後ろ側に垂らした紙を輪ゴムで固定していたり、細い穴に針金を通したり、酔っていたとはいえ細かい作業です……。

酔った勢いで楽しい作品を作り上げたシカクガングさんですが、普段はアニメーションが楽しめる映像玩具などを作られています。

こちらの作品、クルクルとハンドルを回してみると、小さな箱の中でオバケが踊ってタコが泳いで……スマホで動画を撮ったり視聴することはもう日常になりましたが、自分の手を動かしてパタパタとアニメーションを作ることは、ちょっと新鮮な体験かもしれません。

なおシカクガングさんが手掛けてきた作品は、作品展「シカクい箱のアニメーション展」として7月17日まで東京・渋谷区のアートギャラリー「ピカレスク」とオンラインで開催されています。

「いつもノリと勢いで物を作ってはツイッターにアップしております。」というシカクガングさん。酔った勢いで作ったおもちゃも、手間暇かけて作り上げられた玩具も、どちらもずっと見続けたくなるものばかりです。