工事現場で目にする機会が多いイラスト付きの看板。描かれている人物たちが、Twitterで話題となっていることをご存知ですか?

さわやかな笑顔を浮かべた人や、

  • (@shimoshimo555より引用)

丁寧にお辞儀をしている人、

  • (@shimoshimo555より引用)

通せんぼをするように手のひらを前面に向けている人など……、

  • (@shimoshimo555より引用)

工事現場の看板には、じつにさまざまな人物が登場します。

これらのイラストを巧みにつなぎ合わせた動画を投稿したのは、映像作家のshimoonuこと下田芳彦(@shimoshimo555)さん。高い編集スキルによって制作された動画に対して、日本だけでなく、海外からも称賛の声が寄せられています。

このツイートへのリプライや引用リツイートには、「凄い」「なんか感動した」「天才!」といったコメントが続出。「3秒目くらいから一旦ふざけるの草」「煽ってる感じのところ好きですw」など、ちょっとしたユーモアに思わず笑ってしまった方も多いようです。

また、多くの画像が使われている様子を見て、「これ、総撮影画像数って何枚くらいなんでしょうか。」と動画制作の苦労を想像する声も投稿されています。

そこで、今回の動画を発案した経緯や、動画を作る際にこだわったポイントについて、ツイートの投稿主である下田さんにうかがいました。

投稿主に聞いてみた

――今回投稿された動画のアイディアは?

とり・みきさんの「街角のオジギビト」という本を知ったところからです。興味が出てきて町にある工事看板を一年くらい趣味で撮っていたのですが、結構写真が溜まってきたので、自分の映像制作の素材に使ってみようと思ったことがきっかけです

――動画を作る際にこだわったことはありますか?

映像としての繋がりは意識しています。写真を羅列するだけでなくちゃんとひとつの映像として繋がるように順番を整理しつつ、足りない部分は修正したり、オリジナルで作ったりしています

――こちらの動画、27.9万件のいいねと大きな反響が寄せられています。

ここまで伸びると思っていなくてびっくりしました今回の映像は自分で考えた映像の方法論で作っていまして、ある程度興味を持ってもらえると思っていましたが、ここまで反響が大きくなるとは予想外でした


ユニークなアイデアと素晴らしい制作技術によって、看板に描かれた人物たちに光を当てた下田さん。自身のお仕事では、現実世界とアニメーションを精妙にミックスした映像や、キャラクターを使った躍動感あふれる動画などを制作しています。

今回の動画に興味を引かれた方は、Twitterや動画共有サイトVimeo(@shimoonu)で下田さんが描かれる他の動画も視聴してみてはいかがでしょうか?