鉛筆彫刻をご存じですか? 鉛筆の芯を削って文字やモノを作り出すアートです。その鉛筆彫刻職人であり、作品をSNSにアップしているシロイさん(@shiroi003)の新作が話題になっています。

こちらの画像をご覧ください。

【新作完成】
鉛筆の芯でエクスカリバーを作りました。
(@shiroi003より引用)

  • (@shiroi003より引用)

これは……なんというクオリティ!!

本当に鉛筆の芯なのかと疑ってしまうほどの精密さです。剣の彫刻といい、刃の部分の光沢といい、驚きの出来栄えですね。「エクスカリバー」とは、 アーサー王伝説の中に登場する聖剣で、アーサー王が石に刺さった剣を抜いて手に入れたものと言われています。きっとアーサー王でも抜くのをためらってしまいますね。

こちらのツイートに11.3万件のいいねが寄せられ(7/13時点)、「これが真の(芯の)エクスカリバーですか」「決して抜けない伝説の剣。カッコ良すぎます」「抜くより折らずに持ち上げることの方が難しいエクスカリバーだ」「凄まじい……創作時間はいったい……」「おい嘘だろ……(震え声)」といった声が寄せられています。

様々な鉛筆彫刻を制作しているシロイさん(@shiroi003)。今回の作品についてお話を伺ってみました。

ーーなぜエクスカリバーを彫ろうと思われたのでしょうか?
元々「fate stay night」という作品が好きで鉛筆彫刻を始めた時から作りたい作品でした。ですが難度が高く以前挑戦しても上手くいきませんでした。しかし太めの鉛筆の採用、道具のアップグレード等により「今ならできるのでは?」と思い今回彫り上げる事に成功しました。

ーーとくにこだわった点と、難しかった点について教えてください。
こだわった点は刃の質感ですね。鉛筆の芯は本物の刃のような光沢が出るので最後に磨いて質感を出しました。難しかったのは青の模様の部分ですね。どう塗るか悩みました。

ーー今後予定している作品があれば教えていただけますでしょうか。
まだ「これ! 」と決めてはいませんが、今回のエクスカリバーのように以前は諦めていたけど今ならできるかもという題材にも再挑戦していきたいですね。できなかったことができるようになるのが一番自分の成長を実感できますからね。


以前は諦めていたけれど技術の向上によって成功できたというストーリーがとっても素敵ですね。シロイさんの鉛筆彫刻を見ていると、自分も諦めていたことに挑戦してみようという勇気が出てきます。次回の新作も楽しみですね!