アーバンプランは、7月14日、テレワークと出社を併用している企業の経営者1014人を対象に行った「オフィス戦略」に関する調査の結果を発表した。

「テレワークとの併用に伴って、オフィスの在り方も変えるべきだと思いますか?」という質問では、「とてもそう思う(38.7%)」「そう思う(41.7%)」という回答が多く、8割以上が「そう思う」と回答したことがわかったという。

  • テレワークとの併用に伴って、オフィスの在り方も変えるべきだと思いますか? 引用:「オフィス戦略」に関する調査

その理由としては「常にオフィスにいるわけでもなくなったので、削減できるところは削減したい」「テレワークによりオフィスは事務作業をする場所ではなく打合せや会議する使い方がメイン」「コロナ禍で出社を減らして事務所の使い方が変わった(時間差やレイアウト)」「通勤時間など、以前からの課題が浮き彫りになった」という意見が寄せられたという。

「オフィスに関して考えていることについて、当てはまるものを教えてください(複数回答可)」という質問では、「デザイン・レイアウト変更を考えている(29.2%)」との回答が最も多く、次いで「縮小を考えている(28.6%)」「移転を考えている(22.9%)」と続く結果になった。

  • オフィスに関して考えていることについて、当てはまるものを教えてください 引用:「オフィス戦略」に関する調査

また、コロナ禍でまだテレワークが続いていく可能性もが高いことを受けて聞かれた「テレワークが今後主流になったとしても、オフィスを設けることは必要だと思いますか?」という質問では、「とても必要だと思う(26.4%)」「必要だと思う(52.5%)」「あまり必要だと思わない(17.4%)」「全く必要だと思わない(3.7%)」という結果になり「必要」だという回答が8割に達した。

  • テレワークが今後主流になったとしても、オフィスを設けることは必要だと思いますか? 引用:「オフィス戦略」に関する調査

一方で、「オフィスが必要だと思わない」と回答した約2割の人からは「経費削減になるから(32.2%)」「オフィスがなくても何も困らないと感じるようになったから(24.8%)」「レンタルオフィスなどで代用できるから(16.4%)」「出勤に費やす時間や体力を仕事に充ててほしいから(16.4%)」との声もあがったという。

  • オフィスが必要だと思わない理由 引用:「オフィス戦略」に関する調査

同社は、これらの結果を受けて「働く人々にとって最適な環境で成果をあげる『オフィス戦略』が、現在の企業には求められているのかもしれない」との見解を示している。