今年4月にフジテレビを退社したタレントの久慈暁子が、ファッション誌『BAILA』(集英社)公式WEBサイトのインタビューで、結婚秘話やこれからの働き方について語った。

WEBサイト『@BAILA』に登場した久慈暁子

今年3月、プロバスケットボール選手の渡邊雄太との結婚を発表した久慈。「2019年に取材で出会った当初はただただ、“こんなに背が高い人っているんだ!”と驚いていたのですが、彼と話すたびに、彼の真面目さや、与えてくれる安心感に信頼を抱くように」と夫との出会いを振り返り、「私は大学時代にモデルをやっていたからか、華やかなタイプと思われる方も多くて。でも実際は、時間さえあれば家でずっと映画やドラマを見ているような性格。要はすごく地味なんです(笑)。朝の番組を担当していたので、遅刻したくない、仕事で失敗したくない、という意識が強く、遊びに行く時間なんて作っちゃいけないと思っていました。彼は、そういう仕事モードの私、“アナウンサーの久慈暁子”としてでなく、本当の私を見つめようとしてくれました。そうしてオリンピック後に、お付き合いすることになりました」と交際に至った経緯にも触れた。

また、「彼には、“女性は家庭を守るもの”といった考えがないんです」と明かし、「シーズン中、基本的に彼の食事は専属のシェフが作るのですが、シェフがいないシーズンオフでも、食事を作らなくていい、なんていうんです。“今までひとりで生きてきたから、それくらい自分でできるよ”って。でも私にも何かできればと、LAでも3食作ってました。彼ひとりで4人分準備するのですが(笑)、レシピを研究したりして楽しんで料理しています」と食生活にまつわるエピソードも。「体も大きいので見知らぬ土地を一緒に歩いていても安心ですし、語学の面でも頼りにしています」と異国の地でも夫の魅力を再認識しているようだ。

久慈は2014年から『non-no』専属モデルを務めた後、2017年4月にフジテレビ入社。アナウンサーとして数々の番組を担当し、2022年4月に退社した。この日は、『non-no』モデル時代に親交のあったスタッフにも囲まれてリラックスムード。「フジテレビのアナウンサーってすごく仲良しなんです」と同局時代を懐かしみ、「プライベートでみんなでドライブしに行ったり、先輩のご自宅にお邪魔したり、一生お付き合いできる仲間に出会えたことが宝です。会社員としての意識や振る舞いも学ばせていただき、大人として成長できたのもフジテレビ時代があったから。こんな私を番組に起用していただけて、うれしかったです」と感謝の言葉を伝えた。

そんな久慈にとって、「仕事とプライベート、どちらも大事に」が理想の働き方。そこには「2本の柱があれば、もしどちらかが崩れそうになっても、もう一方が支えになってくれるはず」という思いがある。「未来はわからないけど、私も働けるうちは一生懸命働きたいです」と希望を抱き、「そのほうが毎日にハリが出るし、自分の生きている意味や生きがいになる気がするんです」と輝かしい未来に思いを馳せている。