俳優の中尾明慶が12日、YouTubeチャンネル『鬼越トマホーク喧嘩チャンネル』に出演。動画「【暴露】中尾明慶が俳優界の闇を語る...【鬼越トマホーク】」内で、中井貴一の懐の深さに感動したというエピソードを明かした。
2007年に放送された特別ドラマ『はだしのゲン』(フジテレビ系)で、中井と共演した中尾。中尾が主人公・ゲンの兄役、中井は父役だったのだが、「ずっと反対してたお父さんがバンザーイってしてくれて、そのお父さんを見て、僕が涙を流して汽車が去っていくってシーンなんですけど、全く泣けなかったんですよ」と振り返る。
すると、泣く芝居ができずにいる中尾に対し、中井は「なんで、どうしたの?」と気にはかけてくれるものの、文句や説教などは一切なし。中井が泣けるまで「2日間撮影に協力」してくれたという。
「ただただ迷惑をかけただけ」「(撮影が伸びて)休みも奪ってしまって」と自身の不甲斐なさを痛感した中尾だったが、この共演から3年ほど経った頃、中井から舞台出演オファーが。「あんな2日間迷惑かけたのに、『あの涙のお芝居のシーンが良かったから、もう一度一緒にやりたい』と思って呼んでくれた」「そんな2日間どうとかってことよりも、出来上がりの良さでまた呼んでくれる懐の(深さ)」と、しみじみと語った。