俳優の横浜流星が主演を務める、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開)の特報映像、主題歌、挿入歌、ポスタービジュアルが21日、公開された。
同作は砥上裕將による青春芸術小説の実写化作。大学生の青山霜介(横浜)はアルバイト先の絵画展設営現場で、水墨画と運命の出会いを果たす。水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ学び始めた霜介は、戸惑いながらもその世界に魅了されていく。
この度、若者を中心に大人気のアーティストyamaとVaundy(バウンディ)が初タッグを組み、本作の主題歌&挿入歌を担当することが決定した。小泉監督とプロデューサーが話し合っていたところ、主演の横浜から「yamaさんに歌ってほしい」と提案があったことから起用が決まったという。
yamaは今回メジャーデビュー2年目にして初めて長編映画の主題歌を担当。そして、本作のために書き下ろされた主題歌「くびったけ」は、現役大学生アーティストVaundyが作詞作曲を務め、初タッグの作品となる。パワフルなドラムから始まり、軽快なギターリフ、唸るようなベースラインにyamaのパッション溢れるヴォーカルが重なり、今までにないスレートなギターロックサウンドに仕上がっている。さらにyamaの新曲「Lost」も映画の挿入歌として書き下ろされた。
主題歌の解禁とあわせて、人気声優・早見沙織のナレーションによる特報映像も公開された。映像には主人公の青山霜介(横浜流星)が水墨画の世界に魅了されるきっかけとなった、篠田湖山(三浦友和)との出会いのシーンから、霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛(清原果耶)の姿も映されている。
さらに横浜が力強い線を描くエモーショナルなポスタービジュアルも公開された。ポスタービジュアルにデザインされている水墨画“線と椿”は本作の水墨画監修を務めた小林東雲が描いている。力強く描かれた“線”については「霜介が出会った人たち一人ひとり、霜介が線を描くのにとても大切な人たちだった」という意味合いがあり、つぼみや開花した“椿”は「水墨画の世界を通して、色々な人と出会い成長していった霜介」をイメージしたという。
yama コメント
主題歌を決める際に横浜流星さんが自分を推薦してくださったと知った時はとても驚きました。
素敵な作品に関わることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。今回の主題歌「くびったけ」はVaundyさんに書き下ろしていただきました。
今までのyamaにはないエネルギッシュな楽曲だったので、レコーディングでは
Vaundyさんに立ち会ってもらいながら納得いくまでトライしました。過去と向き合い、前へ歩み始めた映画の主人公を「大丈夫!」と力強く抱きしめる気持ちで歌いました。応援歌のような楽曲です。是非、映画と共にお楽しみください。
Vaundy コメント
このお話をいただいたときは、僕でいいのかな、と少し不安もありましたが、yamaさんの新たな魅力を最大限引き出せるような曲を目指して、「くびったけ」が完成しました。曲をつくるにあたって先に映像を見たときに、一番印象的だったのは登場人物達の光と影を感じる”モノクロ性”でした。それそれのキャラクター像がはっきりしていて、でもそれを安易に感じさせない画力に引き込まれ、少しがむしゃらなサウンドの方が綺麗なキャラクター達に最後の味付けができるのでは、と思いこのようなロックサウンドにしました。映画を観終わって劇場を出るときに、みんなが口ずさんでくれるような曲になっていたら嬉しいです。
横浜流星 コメント
主題歌についてプロデューサーの北島さんとお話ししていたときに、繊細で、言葉一つ一つに芯があって、温かい歌声がこの作品にぴったりだと、yamaさんが頭に浮かび、提案させていただきました。素敵な主題歌、挿入歌で、共に作品に寄り添っていただき、さらに作品に深みが増したと思ってます。主題歌、挿入歌にもご注目いただきながら、是非劇場でご覧ください。
北島直明プロデューサー コメント
映画『ちはやふる』の小泉監督の凄さは「一生懸命生きる人間のエネルギー」「人の成長」を繊細かつ瑞々しい表現で演出する手腕。見ているだけで熱くなって泣けてくる、そんな不思議な体験をさせてくれる監督です。その監督が作り出した映像を更に“熱く”してもらう為に、エネルギーに満ち満ちた歌唱力を持つyamaさんにお力をお借りしました。実は、監督と撮影現場で主題歌担当のアーティストの相談をしていたら、横浜さんが「yamaさんがいいと思います!」と!
作品に対する主演の力強い想いを聞き、確信を得て、yamaさんにオファーをさせて頂きました。そして、更に、Vaundyさんがセンボクチームに参加して頂ける事となり!
小泉監督、yamaさん、Vaundyさん、3人が揃っての打合せの様子は、まさに〝くびったけ〟!!映画と音楽、両方で熱くなって頂けると思います!
(C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会