女優の雛形あきこがこのほど、アイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子が主演を務める東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『僕の大好きな妻!』(毎週土曜23:40~)のクランクアップを迎えた。

  • (左)百田夏菜子、雛形あきこ=東海テレビ提供

発達障害がある妻・ナナトエリ氏と夫・亀山聡氏の夫妻によるコミック『僕の妻は発達障害』を原作にしたドラマ『僕の大好きな妻!』。終盤を迎えた第7話では、知花(百田)と悟(落合モトキ)の関係に史上最大のピンチが訪れる。最終回を目前に2人の関係はどうなるのか。

そんな中、最初にクランクアップを迎えたのは、萬坊漫画工房で働くキャストの徳重聡と古川毅。第6話で徳重演じる佐竹学が漫画家アシスタントを辞める決意をし、後任について野村萬坊(小倉久寛)に説明するシーンがラストカットとなった。徳重は「暗くなりがちな題材なのに、台本では明るい部分が多く、また現場もそれを体現しているような明るく素晴らしい現場でした」と語り、古川は「髪を染めたりといった役作りから始まり、こういうキャラクターはほぼ初挑戦でした。皆さんにご迷惑をかけることもあったかと思いますが、毎回、本当に勉強でしたし、この作品に携わることでポジティブなエネルギーをもらいながら、貴重な経験ができました」とコメントを寄せた。

同じ日に小倉もクランクアップ。工房内の作業場で、一人でネームを考えるシーンがラストとなった。「並行してお芝居の稽古もあって、かなり忙しかったんですね。それで「休憩時間に次のシーンの台詞を覚えよう」と思ったりしたんですが、巻き(早く進む)の撮影が多くて、休憩がなくなって(笑)。ちょっと大変でしたけど、それも楽しい思い出です」と話した。同じく漫画工房のメンバー・荒川ゆみを演じた結城モエは、都内の公園で悟に悩みを打ち明けるシーンが最後となった。「スタッフさんもキャストの皆さんも楽しい方ばかりで、毎回とても楽しい現場でした」と振り返る。

知花を優しく見守る宮野森クリニックの医師、宮野森楓を演じた中田喜子は、自身がなぜ発達障害をみる医師になったのかを知花に話す第7話のワンシーンで撮了。「台本を読み進むにつれて、私の心の中には温かい涙があふれてきました。それはやはり、一人ひとりの登場人物がとても優しい人だということに心を打たれたのだと思います」と思いを述べた。

そして作品全体のオールアップは、第6話の雛形演じる加賀貴子と息子の大貴のシーンとなった。すでにクランクアップを迎えていた百田と落合が花束を持って駆けつけ、賑やかなエンディングとなった。雛形は「ありがとうございます。全シーンの終了(オールアップ)なので、何だか私が今まで頑張ってきたみたいになっちゃってますが……(笑)。でもとても楽しくやらせていただきました」と笑顔を見せた。