リクルートは7月12日、「都道府県魅力度ランキング」の結果を発表した。調査は2021年度(2021年4月~2022年3月)に、国内宿泊旅行(出張・帰省・修学旅行などを除く)をした全国20〜79歳の男女1万4,123名を対象にインターネットで行われた。
「都道府県魅力度ランキング」総合満足度1位は、「和歌山県」(91.0%)となった。僅差の2位は「沖縄県」(90.8%)、3位には「三重県」」(89.7%)がランクイン。以下、4位「北海道」(88.3%)、5位「京都府」(88.1%)、6位「青森県」(88.0%)、7位「福井県」(87.8%)、8位「長崎県」(87.5%)、9位「静岡県」(87.2%)、10位「大分県」(87.1%)となり、4ポイント以内の差でベスト10が並んだ。
「地元ならではのおいしい食べ物が多かった都道府県ランキング」では、1位「福井県」、2位「石川県」、3位「富山県」と、北陸3県がベスト3を独占。いずれも海鮮グルメが強く、福井県は「かに」「そば」、石川県は「寿司」「かに」「のどぐろ」、富山県は「刺身」「白海老」「ぶり」などがあがった。そのほか、4位には黒豚が人気の「鹿児島県」、5位は「北海道」、6位には伊勢海老が有名な「三重県」がランクイン。以下、7位「沖縄県」、8位「高知県」、9位「山形県」と続き、10位には飛騨牛が人気の「岐阜県」がランクインした。
「魅力のある特産品や土産物が多かった都道府県ランキング」では、16年間不動の1位だった「沖縄県」が2位に後退し、代わって「石川県」が1位に。石川県は、海産物、和菓子、酒類のほか、さくらんぼなどの果物の人気も高いよう。続く3位は「山形県」、4位には、柑橘類やデザートが人気の「愛媛県」が昨年圏外からランクイン。5位は「北海道」、6位には焼酎やさつまあげ、かるかんなどが有名な「鹿児島県」が続き、以下、7位「京都府」、8位「青森県」、9位「長崎県」、10位には「高知県」と、馬刺しやからしれんこんが人気の「熊本県」がランクインした。
「地元の人のホスピタリティを感じた都道府県ランキング」では、沖縄県が17回目の1位を獲得。宿泊施設や観光施設以外にも、居酒屋での食事時、マリンスポーツの体験時などで親切にしてもらったという声が目立つ結果に。2位には、温泉地やレストランでの接客の評価が高い「愛媛県」が、昨年圏外から一気に上位へ。以下、3位「北海道」、4位「山形県」、5位「石川県」、6位「徳島県」、7位「青森県」、8位「大分県」、9位「島根県」、10位「秋田県」と続いた。
今回の調査では、ほかにも多くの項目をランキング化している。それぞれのトップ3は以下のとおり。
・魅力的な宿泊施設が多かった都道府県ランキング
1位「大分県」、2位「沖縄県」、3位「群馬県」
・子供が楽しめるスポットや施設・体験が多かった都道府県ランキング
1位「千葉県」、2位「沖縄県」、3位「和歌山県」
・若者が楽しめるスポットや施設・体験が多かった都道府県ランキング
1位「沖縄県」、2位「千葉県」、3位「大阪府」
・大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった都道府県ランキング
1位「京都府」、2位「奈良県」、3位「沖縄県」
・現地で良い観光情報を入手できた都道府県ランキング
1位「沖縄県」、2位「京都府」、3位「愛媛県」
・ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた都道府県ランキング
1位「沖縄県」、2位「徳島県」、3位「大分県」