リコーは7月13日、防水ケースに入った360度カメラ「THETA」に取り付けると、中性浮力を保って撮影できる浮力調整器「STAYTHEE(ステイシー)」を発表した。撮影者自身が泳いでいる姿を撮影しやすくなる。STAYTHEE本体とアクセサリーのセットで販売する。価格は48,400円で、100セット限定。

  • THETAを水中で浮かせたままにできる浮力調整器「STAYTHEE」

防水ケースに入った360度カメラに取り付けて使用する浮力調整器。魚の浮袋の原理からヒントを得て開発された。水中で中性浮力(浮きも沈みもしない状態)を保てるため、水中のアクティビティにおいて360度カメラを水中で静止させての撮影が可能になる。電池も不要。浮力の調整はシリンダーを動かすことで行う。セット内容は、STAYTHEE本体と下記の3通りとなる。

  • 「RICOH THETA SC2」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-1」
  • 「RICOH THETA V」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-1」
  • 「RICOH THETA X」およびRICOH THETA専用水中ハウジングケース「RICOH TW-2」
  • STAYTHEEの外観

  • 水中ハウジングケースを装着したTHETAシリーズに装着する

STAYTHEEを取り付けた360度カメラを水中に浮遊させておけば、撮影者自身の泳いでいる姿を撮影したり、水中生物に警戒されることなくより近接しての撮影などが行える。STAYTHEE本体には100番までの通しのシリアルナンバーと購入者の名前を刻印。今後は、ほかの360度カメラでも使用できるラインアップも展開していく。

  • 撮影者自身が泳いでいる姿を撮影しやすくなる