MLBジャーナリストのアキ猪瀬氏が13日、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』(毎週月曜~木曜8:00~11:30)にゲスト出演。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の“トレードの可能性”について解説した。

  • 大谷翔平の“トレードの可能性”について解説したアキ猪瀬氏 ※写真は前回出演時のもの =ニッポン放送提供

現地8月2日に期限を迎える大リーグのトレード。アキ氏は「負けているチームが優勝争いしているチームにトレードで選手を放出する構図となる。そのため、弱いチームは売り手となり、強いチームは買い手となって選手を集めていく」と、大リーグのトレード市場の背景を語る。

つまり、現時点で低迷しているエンゼルスは本来、トレードで選手を放出する“売り手”側ということに。では、エンゼルスの“顔”である大谷がトレードの対象として名前が挙がるのはなぜなのか。

その要因をアキ氏は「まずエンゼルスが勝てず、低迷していること。そして、大谷翔平は2023年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる。FAの市場に大谷が出ていくと、エンゼルスとしては何の見返りもない」と指摘。その上で「今のうちにトレードで大谷翔平を出すと、相手球団からとんでもない見返りがある」と分析した。

しかし、アキ氏は「アメリカでは可能性的に1%もないという雰囲気。エンゼルスの本拠地である西海岸側のメディアは、今シーズンは絶対にないという報じ方だが、トレードを煽っているのは、大谷翔平に来てほしいと思っている東海岸側のメディア」 と、トレードの噂はあくまで東海岸側のメディアに煽られているものだと見解を述べた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。